どうも、Picoで謎キーボードっぽいデバイスを乱造太郎です。
PimoroniのTiny2040でなんかキーボード作りたいなあとらくがきをしていたんですが、1キーモノならなんとか作れるんじゃないかという気がしてきて、週末にKicadをグリグリいじった結果、多分それっぽいものができたのでJPCPCBに発注してみました。
Tiny2040のポートの上に乗っけるイメージで、なんかこう、できねーかなあと思いまして。
参考にしたページ
私も持ってるRomlyさんのこのボードの制作過程のページをめちゃくちゃ参考にしました。
ミク絵を載せるのはこのあたりの記事が参考になりました
基板の角丸加工はこの動画を参考にしました。
やっていき
回路図はこんなかんじになりました。キー1つで特にダイオードとかもいらないので、すでに焼石掘りキーでやっているのと同じように直結しました。ダメそうなら次回以降改善で行きましょう。
回路図を作るにはTiny2040のシンボルが必要になりますが、当然存在しないので先に自分で作る必要がありました。ピン配置は基板の表記に合わせてつけて、ピンの属性(入出力どうこう)はライブラリにあったArduinoのボードを参考になんとなくで付けました
回路図ができたらチェッカーでエラーが無いかどうか調べます。PWR_FLAGの扱いの理解にやや苦戦した以外は問題なくできたっぽいです。
次はPCBレイアウト。なのでPCBエディター……かと思いきや、PCBエディターは回路図のシンボルとフットプリントを紐付けたあとでフットプリントを組み合わせる場っぽく、ここでもTiny2040のフットプリント作成からスタートとなりました。
こんなかんじ。デバッグポートは自分の板にはいらないので略します。できあがったらフットプリントのライブラリに登録。
基板にイラストとかロゴを載せたいときはイメージコンバーターに画像を食わせて変換したあとで、フットプリントのライブラリに登録する感じでした。
CherryMXのフットプリントはライブラリに入っているので作成不要でしたが、Tiny2040のLEDを通す穴を開けるためのカスタムをしました。
素材が揃ったらPCBエディターで組み合わせて、パーツ同士の配線を引いたりなんだりします。基板の角を丸くしたかったので、円弧と直線ツールを使ってエッジカットレイヤーを作成しました。
発注!
基板の発注は前に4-Packの基板製作で注文をしたJLCPCBに出しました。5枚で3.5ドル。送料の1.74ドルを足して5.24なので、5枚でざっくり600円になりました。安すぎる。
ガーバーデータをまとめたZIPファイルをアップロードすると、すぐにプレビュー画像が出てきて確認ができます。コレが出てくるとすごいワクワクしますね。
Tiny2040に合わせて黒色にしたので緑色の2.5ドルよりも1ドル増し、製作も通常2日のところ+1日の3日となりましたが、注文のステータスを見ると24時間もせずに製作は終わっており、あとは発送待ちのようです。工程と発送までの案内がていねいすぎてビビる。各工程がどういうものか動画で紹介されるあたりはすごいですね。
というわけで到着待ち
到着してからブログ書こうかなと思ったけれど、楽しみすぎたのでまずは設計編を書きました。Tiny2040もこれ用に追加で購入したので、色々と到着待ちとなりました。