あっきぃ日誌

ラズピッピブログのようなオタクブログのようななにか

Raspberry JAM Tokyo 2024.12の発表資料

Raspberry Pi Advent Calendar 2024 3日目です。カレンダー無理やり埋めじゃねと言われればそうかもだけど、スライド作って発表してきたから……!

Raspberry Pi Advent Calendar 2024 - Adventar

きのうは Raspberry JAM Tokyo 2024.12 でした

昨晩は田町のミドクラさんでいつものRaspberryJAM Tokyoでした。

写真を撮り忘れてしまったのですが、7名ほどが集まって、ゆるくわいわいやってきました。

というわけで今回の資料です。秋の新製品をおさらいするかんじになっていますんで、「ほーん、こんなのも出してるんだ」とか、「そう言う意図でリリースしてるんだ」みたいなところがわかると思います。

speakerdeck.com

Raspberry Pi Advent Calendar 2024 2日目: Compute Module 5が出たので買った(到着待ち)

Raspberry Pi Advent Calendar 2024 2日目です。

Raspberry Pi Advent Calendar 2024 - Adventar

Compute Module 5が出た

Pi 5 リリース以降、ちょくちょく予告だのGithubにFWのコミットだのが見えていたCM5が、11/27についにリリースされました。

www.raspberrypi.com

raspi.jpの方にも速報的に書いてます。

www.raspi.jp

Compute Moduleといえば、基本的には産業向けのブツなので、あまり個人向けに販売されないのですが、今回は初手からいくつかのリセーラーが販売をしていました。ただし、海外のリセーラーの話で、日本は例によって技適が絡むため、現時点では販売されていません。CM5は、無線なしのモデルも引き続き展開されていますが、初っ端は無線ありモデルしか出回っていないようでした。

今回はDeveloper Kitなるものが新たに販売されるようになって、IOボードと、ケースと、CM5 パッシブクーラー(要はヒートシンク)等々がセットになって130ドルらしい(それぞれ単品販売もあり)のですが、これに入っているCM5が「4GB RAM/32GB eMMC/無線あり」なので、このモデルの単品が初っ端から買いやすい状態だったのだと思われます。Pimoroniではいくつか違うモデルも販売されていたようですが。

CM5の良さげポイントは、RP1搭載でUSB3.0がサポートされたこととか、2025年に入ったら16GB RAMモデル出すらしいところとかでしょうか。CM5で16GBは、コンテナホストとかVMホストにして、コンテナ・VM詰め放題って感じがして、ちょっとロマンを感じますね。

欲しい、ポチッたろ!

いつもは技適を待つのですが、さすがに今回はほしいので買いました。一応、ユーザー会がお借りしている電波暗箱がありますし、特例の申請も使えますが、最終的には無線チップをヒートガンで炙って剥がそうと思っているところです。どうせ技適が通ったらもう一枚くらい増えるでしょってことで。16GB RAMモデルもどうせ、買うでしょ、たぶん。

Pimoroniをウォッチしたら、まだ入荷前で、IOボードだけ買えるみたいな状態だったので、Seeedを見に行ったら、こちらはCM5(戦術のKitに入ってるのと同じモデル/70ドル)だけ買える状態だったので、ひとまずSeeedに飛びつきました。ラズピッピ謹製USBハブと、Seed XIAO RP2350も突っ込んで92ドル。ええんやないか。

IOボードは、Pimoroniでブラックフライデーのセールと合わせて買おうと待っているうちに売り切れてしまったので、そのうちリベンジします。ぐぬぬブラックフライデーも買うものを忘れてしまったので今回はステイです。ゆるせPimoroni。

じゃあIOボードないやんってなりそうですが、Jeffがサンプル品をひたすらテスト済みで、動画を見たら、WaveShareのIOボードのNVMeもいけたわって言ってたので、CM4を剥がせばOKっぽそうです。やったぜ。USB3.0ポートがないけど、まあいいでしょう。PD入力のところがどうなるのかは知らんですが。

現在は到着待ち

明日のJAMには間に合わないですが、今週中には届くんじゃないかと。そしたらOSC福岡は間に合うのか。ほーん?あ、そうそう、JAMが今日なので、おヒマな方はよかったら遊びに来てくださいね。秋ごろにバンバンリリースされたラズピッピ製品の振り返りをやりますよ。

Raspberry JAM Tokyo 2024.12 - connpass

CM5が届いたらまた改めてブログを書くことになるので、うへへ、ACのネタが増えるね。

Raspberry Pi Advent Calendar 2024 1日目:MagPiを年間購読した感想とか推しポイント

Raspberry Pi Advent Calendar 2024 1日目です。イヤーーッ(断末魔)今年ももうそんな時期ですね。Raspberry Piに関するネタがありましたら、みなさんもぜひ参加してください。

Raspberry Pi Advent Calendar 2024 - Adventar

リンクを埋め込みにしたらカレンダーが出てきたんだけど、マジ?

adventar.org

内容としては、Raspberry Piや、Raspberry Piを使った製品で遊んだり、なにか作ったりしたお話、来年やってみたいことなどなど、お気軽に参加ください。ただし、姿形が似た別のシングルボードコンピューターなどはご遠慮くださいという感じです。

それではさっそく1日目。MagPiを年間購読した感想です。

MagPiを年間購読した感想

MagPiとは、Raspberry Pi Ltdの出版部門であるRaspberry Pi Pressが発行する、公式の雑誌です。イギリス国内で紙媒体で販売されていて、全世界への単号発送や、定期購読にも対応します。電子版は、発売直後はたしか有料ですが、紙版が売り切れるか、次の号が発行されると無料に切り替わります。まさに執筆時点で最新号が売り切れていて、PDF版の価格を確認できませんでした。もし最新号も無料だったら訂正入れます。ちなみに、Raspberry Piの新モデルリリース号とかは特にすぐ売り切れます。

以前から気になった号は紙でゲットしていましたが、昨年11月から定期購読をしたので、その感想を書いていきます。


定期購読特典

定期購読をするとおまけが付いており、去年開始したときにはRaspberry Pi Pico Wがついてきました。太っ腹ですね。ただし、ほぼほぼ電気的に一緒やろとは言え、技適マークが印字されたリールパッケージのアレがないので、使っていいかどうかは悩ましいところです。

全部英語だけど読めるんか?

当然ながら紙面はすべて英語なので、全く英語が読めない人からすると、そんなん買っても意味ないわと思われるかもしれないですが、作例の紹介に関しては写真が多めなので、おおよそ何を紹介しているのかは察しやすいです。全ページフルカラーで、誌面デザインも凝っているので、意外と頭にスッと入ってきます。入っ…て来ているような気がします。

また、コーディングやコマンド操作に関する記事も、それらが読めればある程度言わんとすることは理解できたります。

とにかく、英文がわからなくても図とコードと写真で脳内補完すれば半分くらいはなんとかなるので、意外と大丈夫です。

以下はMagPi Issue 137から、BeePyというpalmtopをDIYする記事。Step-by-stepで手順が書かれていて、どういうソフトウェアのセットアップをしているのかがなんとなく追えます。同じものを作るというよりは、セットアップ手順から自分で違うものを作るときの参考にしたりとかができるかもしれませんね。


紙面がオシャレ、カラー!

前述の通り全ページフルカラーです。表紙も毎号のロゴと写真に凹凸加工が施されているこだわりっぷりなので、部屋に飾っとくだけでも映えます。

ちょっと古いですが、MagPI Issue 111のRaspberry Pi Zero 2Wがリリースされた記念号であり、私が紹介されている号の表紙はなんと金ピカ加工です。

akkiesoft.hatenablog.jp

MagPiMondayで気軽に読者投稿を!

この話題は別の記事にしたいくらい、もっと日本からの投稿も増やしたいやつなのですが、MagPiMondayという、SNSでできる読者投稿コーナーがあります。結構掲載率高めなので、みなさんもぜひ参加してみてほしいのです。

だいたい毎週月曜日の夕方以降(忘れると翌日とかになる場合もある)になると、MagPiの公式SNSアカウントから「なにか作ったものがあったら#MagPiMondayに投稿ください。紙面に載るかも!」とアナウンスがあります。XであればハッシュタグでOKと思われますが、MastodonはじめFediverseの場合はハッシュタグつき投稿がリモートサーバーに届きにくいため、アナウンスにリプライの形がおすすめです。説明はもちろん英文が良いですが、機械翻訳でもある程度通じるはずです。あとは写真でしっかりアピールして、見た目で何をしようとしているのかがわかれば良いと思います。

以下はMagPi Issue 145のMagPiMondayに掲載された私のクソ工作。PicoのGPIOからRPi SBCのI2Cの並びを作るだけの基板ですが、コンパクトでナイスなソリューションやん!という、編集からのコメント付きで掲載されています。

この1年でMagPiMondayに掲載されたのは次の通り。最新の11月号も令和6年最新版 PCD8544 HATが紹介されました。かぐらさんのRP2C02ボードも同じく掲載されていて、SMHN勢ダブル掲載です。やったね。

知らん間に載ってることもある

この他に、Issue 139では、唐突にEjectコマンド工作が1/2ページも使って紹介されていました。当然ながら事前連絡はないので、定期購読していないと気づかないやつでした。。。

akkiesoft.hatenablog.jp

Ejectコマンド工作の記事は、大昔に公式ブログ記事になった件からの引用と思いますが、入門や作例はどんなに古くても擦れるということに気付かされた回でした。

www.raspberrypi.com

継続するぞ

ちょうど先月号で定期購読が終わって、次の更新はどうなるのかと思ったら、システムの不具合があったらしく、お詫びで次号が無料になったらしいです。んでもって、手動でrenewしてね♡というメールが迷惑メールに入っていて、ついさっき更新したのですが、それも支払い方法でシステム的に先に進めなくなってしまい、問合わせのメールを出して解決してもらいました。

問合わせのメールも、営業時間内ならわりとすぐ返事が返ってきて、フランクに対応してもらえるので良いです。

ちなみに、年間購読費は85GBPです。日本円だと今は1.7万くらいになって、円安パンチがエグいのですが、月で割れば1,400円くらいと、日本の雑誌とほぼ変わらない水準なので、円安状態でも割高感はありませんでした。

あと、新規の定期購読特典はPico Wでしたが、継続はPiZero 2Wのようでした。エッ、太っ腹すぎんか?年間購読費が実質1.3万円に変わりましたよね(???)。PiZero 2Wって最近は技適の表示どうなってるんだろと思って調べたら、基板裏面にシルクで入ってるっぽいので、これは勝ち確です。本当にありがとうございました。

おわりに

そんなわけでMagPiの年間購読の感想というか、気がつけばただ魅力を伝えるだけの記事だったような気がしますが、そんな感じの話題でした。

いきなり定期購読は大変だと思うので、まずはPDF版をダウンロードして読んでみるのをおすすめします。電子書籍派の方はそのままで、紙で読んでみたい方は次に単号購読をおすすめします。

The MagPi Magazine – Raspberry Pi Press

あと、OSCとかのイベント出展の時には、ブースにも何冊か並べてあるので、気軽に立ち読みしていってくださいね。

【八丁】4x2.5GbE + 2x10GbE!XikeStor SKS3200-4E2Xを買ってみた

アリエクの独身の日セールで、近頃「八丁」の愛称?でおなじみXikeStorのスイッチを買ってみました。いろいろなモデルがあってどれも楽しそうなんですが、今回は4x2.5GbE + 2x10GbEのスイッチ「SKS3200-4E2X」にしました。価格は7,018円。やすい……

https://ja.aliexpress.com/item/1005007797521405.html

ちなみにこれ、Maker Faireに向けて家をでた1時間後に置き配で着弾しており、置きっぱなしも不安なので、社長に回収してもらい、後日受け渡ししてもらいました。

パッケージ。これとは別にSFP+のRJ-45モジュールをポチっていて、同着でした。

SFP+のRJ-45モジュールはこの辺の話題を見て、八丁を買う前にポチってました。

八丁の愛称は、本体に刻印されたロゴが八丁っぽく見えるからという理由だそうですが、今回買ったSKS3200-4E2Xはデザインがリニューアルされており、本体には八丁の意匠がありません。電源も含めて同じ面からケーブルが出るので、配置次第では結構スッキリ見せられそうです。

そしてこのスイッチ、Web管理画面つきです。VLANとかLAGとかLACPとか一通り付きのL2スイッチです。八丁ロゴはここには付いているので安心ですね(??)。UIは大変シンプルなので、なんとなくでさわれそうな感触です。


ためす

自宅にはすでに10GbE対応のQNAPのハブがいますが、ここからカスケードする形でお試しです。本格運用時には、むしろ八丁が上流にいたほうが、VLANとかが切れるかも的な意味で便利そうな気はします。

自宅でつながる10GbEとか2.5GbEを一通り繋いでみました。繋いだのはこれら。

RJ-45の緑ランプが2.5GbEリンク、SFP+の青ランプが10GbEリンクです。

全部2.5GbE or 10GbEでリンクアップしたときの消費電力は6.2Wほど。クソ省電力じゃん。発熱は、シャーシ全体がぬくぬくという感じでした。全ポートをしばいたときが気になりますが、そんな負荷をかけるのも面倒というか、ないだろうと思うので、考えないことにします。ファンレスですが、このくらいならなんとかなるのかしら。逆に、全部のポートを引き抜くと、なんとたった1.1W(!?)でした。クソ省電力じゃん。

iperf3で雑に計測したところ、2.5GbEなら2.33Gbps平均、10GbEなら9.18Gbps平均で、普通に性能が引き出せそうという結果でした。なお、無線ルーターは、設置場所のせいもあるのかもですが、1Gbpsも出ずでした。無線はまあ、そんなもんということで、1GbE接続に戻しましょ。

※10GbE接続の自宅鯖のVM 対 10GbE接続のMac Mini

$ iperf3 -c 192.168.29.113
Connecting to host 192.168.29.113, port 5201
[  5] local 192.168.29.11 port 32846 connected to 192.168.29.113 port 5201
[ ID] Interval           Transfer     Bitrate         Retr  Cwnd
[  5]   0.00-1.00   sec  1.07 GBytes  9.20 Gbits/sec    0   2.37 MBytes       
[  5]   1.00-2.00   sec  1.06 GBytes  9.11 Gbits/sec    0   2.94 MBytes       
[  5]   2.00-3.00   sec  1.08 GBytes  9.27 Gbits/sec    0   3.09 MBytes       
[  5]   3.00-4.00   sec  1.07 GBytes  9.21 Gbits/sec    0   3.45 MBytes       
[  5]   4.00-5.00   sec  1.07 GBytes  9.23 Gbits/sec    0   3.45 MBytes       
[  5]   5.00-6.00   sec  1.05 GBytes  9.01 Gbits/sec    1   3.63 MBytes       
[  5]   6.00-7.00   sec  1.05 GBytes  9.04 Gbits/sec    1   3.63 MBytes       
[  5]   7.00-8.00   sec  1.07 GBytes  9.22 Gbits/sec    0   3.63 MBytes       
[  5]   8.00-9.00   sec  1.07 GBytes  9.21 Gbits/sec    0   3.63 MBytes       
[  5]   9.00-10.00  sec  1.08 GBytes  9.29 Gbits/sec    0   3.63 MBytes       
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[ ID] Interval           Transfer     Bitrate         Retr
[  5]   0.00-10.00  sec  10.7 GBytes  9.18 Gbits/sec    2             sender
[  5]   0.00-10.00  sec  10.7 GBytes  9.18 Gbits/sec                  receiver
※10GbE接続の自宅鯖のVM 対 2.5GbE接続のUSB-LANアダプター

$ iperf3 -c 192.168.29.123
Connecting to host 192.168.29.123, port 5201
[  5] local 192.168.29.11 port 49638 connected to 192.168.29.123 port 5201
[ ID] Interval           Transfer     Bitrate         Retr  Cwnd
[  5]   0.00-1.00   sec   276 MBytes  2.32 Gbits/sec   43    604 KBytes       
[  5]   1.00-2.00   sec   276 MBytes  2.32 Gbits/sec    8    619 KBytes       
[  5]   2.00-3.00   sec   280 MBytes  2.35 Gbits/sec    6    632 KBytes       
[  5]   3.00-4.00   sec   281 MBytes  2.36 Gbits/sec   24    484 KBytes       
[  5]   4.00-5.00   sec   280 MBytes  2.35 Gbits/sec   14    495 KBytes       
[  5]   5.00-6.00   sec   279 MBytes  2.34 Gbits/sec    6    510 KBytes       
[  5]   6.00-7.00   sec   280 MBytes  2.35 Gbits/sec    8    539 KBytes       
[  5]   7.00-8.00   sec   275 MBytes  2.31 Gbits/sec   10    549 KBytes       
[  5]   8.00-9.00   sec   280 MBytes  2.35 Gbits/sec   10    559 KBytes       
[  5]   9.00-10.00  sec   279 MBytes  2.34 Gbits/sec    5    583 KBytes       
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[ ID] Interval           Transfer     Bitrate         Retr
[  5]   0.00-10.00  sec  2.72 GBytes  2.34 Gbits/sec  134             sender
[  5]   0.00-10.00  sec  2.72 GBytes  2.33 Gbits/sec                  receiver

まとめ

7000円で遊べる2.5GbE+10GbEスイッチでした。10GbEポートが2つあるので、カスケードしてもポートが潰れないのはありがたい感じです。あと、自作機の2.5GbEが活かせるようになるので、ここは常設にしたいなあと思っています。USB-LANもどこかで常設にするのはありかも。いいおもちゃをゲットした〜。

Amazonでも買える

しかもブラックフライデーセールで6,980円。38円負けた……(?)。みんなが↓をクリックして買ってくれたら取り返せるんで、よろしこ(コラーッ!)

ブラックフライデーでAnkerのApple Watch充電器を買った

直近の旅でApple Watch充電器を忘れるやつを2回やってまして、いかんなと思ったので旅用ポーチに入れっぱなしにできるようにApple Watch充電器を買いました。AnkerのType-C対応のやつを、ブラックフライデーキャンペーンとか、溜まったギフトとかポイントをぶつけて2600円くらいになりました。

なぜか23時に到着。配達員がブラックフライデーでビビっちゃった……。

これ、社長から借りて、良いなあってなったので同じやつをチョイスしました。

キャップを無くしそうな気はしつつ、旅先ではこんな感じか、あるいはドックのPDポートか、ふつうにPD電源アダプターから供給したら良さそうかも?という感じです。再来週の福岡から実践ですね。