Raspberry Pi謹製RM2モジュールが搭載された、Pimoroni Pico Plus 2Wを注文していたことを忘れていまして、今日届いて思い出しました。
基板表面は至ってふつうのPico互換ボードです。が、
そして基板裏面に疑惑のRM2モジュール。
言うまでもなく技適マークはないため、今回は「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」で開設届出を提出しました。この制度を活用して実験をしていきます。
私が愛用するCircuitPythonは、まだPimoroni Pico Plus 2Wに対応する気配すらないので、それは気長に待つことにしました。本当は自力でビルドとかを試していましたが、内部の時刻管理周りをmbedTLSに持ち込む必要があり、それ以外もたぶん色々ケアがありそうなのか、うまく動かないので一旦断念しています。
というわけでPimoroni版MicroPythonのRP2350向けのイメージをダウンロードして書き込み、前に作った温度センサー読み出しサーバーを動かしました。
GitHub - pimoroni/pimoroni-pico-rp2350: MicroPython builds for Pimoroni Pico 2 / RP2350 boards.
akkiesoft-pico/MicroPython/rp2040-temp-webserver at main · Akkiesoft/akkiesoft-pico · GitHub
とくにスクリプトを書き換えることなく実行でき、無線LANに接続できてWebサーバーにもアクセスできました。温度センサーの値が何やらおかしいので、読み出し方が変わっている可能性はありますが、これは一旦無視します。
消費電力は、無線接続前かつ 何も実行していない状態が0.08W、スクリプトを実行して無線接続後に何も処理していない状態がアイドル時0.26Wほど、無線アクセス中は0.31Wほどとなりました。Pico Wと大差ないかな、という感じです。
無線LANが搭載された Raspberry Pi Pico W で遊ぶ | Japanese Raspberry Pi Users Group
RM2、やるやんけ…
まだ謎のままのRaspberry Pi RM 2を搭載した、Pimoroni Pico Plus 2Wファーストインプレッションでした。
Picoがでた当初はESP32を使った無線モジュールがでていましたが、アレを使うくらいならESP32そのまま使うやん……?ってなったことを思い返すと、RM2なら省電力かつコンパクトに実装ができるので、今回のPico Plus 2Wのような使い方でもいいし、Pico用拡張ボード型になっても良さそうだし(ピン的にできるのかは不明)、自作RP2ベースのボードに載せてもいいし、可能性がひろがりんぐです。
今後の正式リリースはもちろん、日本の技適対応とかにも期待したいところですネ〜。