あっきぃ日誌

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CM5 IOボードをポチった(KSYさんで無線なしCM5買えるっぽい)(それとPi 5 PIOの話題)

Raspberry Pi Advent Calendar 21日目です。

adventar.org

雑多にCM5の話題と、IOボード買った話と、Pi 5のPIOの話です。

CM5にヒートシンクを載せた

手持ちのCM5に雑に乗せました。もとはCM4向けの中華製品ですが、無線のピンの切り欠きも位置的に問題なさそうです。使いませんけど。

元々はCM4に載せて使っていましたが、こいつのネジ穴が2.5mmでネジ切りされていたせいで、付け外しする時にCM4を1枚物理破壊してしまったため、ヒートシンクが浮いていたのでした。ボードのナット固定と、ヒートシンクでもネジ止めされるのとでダブル固定になるので、それを忘れてドライバーで無理やり回すと、最悪ボードが歪んで壊れるんですよね。怖いぜ。ちなみに壊れたやつはOSCで生態展示として余生を過ごしてもらっています。これはこれで活用の余地があるのでヨシ。

CM5に載せるにあたっては、悲劇を繰り返さないように、穴を2.8mmのドリルで拡張してねじ切りを破壊しておいたので、たぶん、ひと安心です。去年買ったIKEAの電動ドライバーを使ったら瞬殺でした。まあ、今回はナット固定してないんですけどね。

KSYさんで無線なしモデルのCM5買えるっぽいよ

無線ありしかないけどしゃあないかあと、海外のリセーラーから買ったCM5ですが、気がつけばKSYさんにて無線なしモデルの販売が始まっていました。無線なしモデルが買えるってわかってたらKSYさんで買ってたなあ〜。

https://raspberry-pi.ksyic.com/main/index/pdp.id/1120/pdp.open/1120

確認できているのは以下の4種類です。全部無線なし。

  • 2GB RAM/16GB eMMC
  • 2GB RAM/32GB eMMC
  • 4GB RAM/eMMCなし
  • 4GB RAM/32GB eMMC

どれが使いやすいかと言われれば、使い方にもよりますが、MicroSDカードを使いたければeMMCなし、MicroSDカードいらないやって人はeMMCアリがおすすめです。ComputeModuleはeMMCとMicroSDは排他の関係にあるので、そこの差って感じです。RAMはまあ4GBもあれば十分でしょう。2GBだとGUI運用時に心もとないですけど。

CM5レビューにも書いたとおり、eMMCの読み書き性能が300MB/sくらいまで引き上げられているので、eMMC搭載モデルを選択するのは全然アリのような気がしています。が、eMMCが壊れた場合ってどうなるんでしょうね。無視して別のデバイスから起動ってできるんかしら。

www.raspi.jp

CM5のIOを買ったので遊ぶ〜!

KSYさんでCM5が売られているということは、CM5向けIOボードももちろん取り扱いがあって、IOボードの購入を逃していた私としては超助かる!というわけで、KSYさんからIOボードを購入させていただきました。PicoWは単純についで。2Wなんかいつになるかわからんですからね。

ちなみに、IOボード向けケースもホントは欲しいんですけど、あいにくまだ入手できておらずです。会社の3Dプリンターで刷るのもありかも。

CM4 IOボードと比較しつつ、ボードを上から。PCIeがM.2スロットになったのは、SSD前提なら楽なんですが、PCIeデバイスを接続するという意味だとちょっと面倒だなあと言う感じがやはりしますね。またそんなことしないか。するならCM4のIOボードを使えばそれでも良いですし。MIPI周りの口が半分になり、Pi 5と同じく共用ポートx2となったり、電源ボタンができたり、ファン端子ができたりと、Pi 5相当の機能がCM5 IOボードにも用意されました。一方で、電源のType-C1本化とか、RTCがPMICに統合されてIOボードはバッテリーケースだけになったとかの影響で、基板自体はすごくさっぱりした印象ですね。

側面のインターフェイス周り。USB3.0ポートとType-C電源&OTGが一番大きいでしょうかね。USB3.0はRP1から来ているので、先日のブログで触れたような、古めの環境で動かした時にconfig.txtに何かを書くような必要はありませんでした。

PCIeとUSB3.0のチェックを軽くやろうと、一通り搭載して電波暗箱に放り込みました。結果から言うと、どちらもちゃんと性能がでたので、良かったです。


Pi 5とPIO

Raspberry Pi 5リリース以降、目の付け所がシャープな人たちはRP1をどうにかハックできないかという関心がありました。raspi.jpでも、西永さんの寄稿記事でRP1がハックされていましたね。

www.raspi.jp

LtdのエンジニアもこれらのRP1への期待について把握していたのか、つい最近になって、RP1に搭載されていたPIOがPi 5から触れるようになりました。というのが以下の記事で、PIOLibというものがリリースされています。

www.raspberrypi.com

どうやら、実装の都合上、多少妥協のようなものがあるらしく(私は詳しくないのでわからない)、PIOLibを使用した操作には10usほどのレイテンシがあるようです。ひとまずpwm-pioカーネル ドライバーというものが提供され始めて、いい感じのPWMが最大4つまで作れるようです。

遊ぶには、Pi 5のEEPROMのlatestチャネルでの最新バージョンと、apt upgradeで適用可能な最新のカーネルが必要とのことです。

ハードは詳しくないですが、社内では、ちょうど(仕事的に)欲しかった〜という声が上がっていました。惜しかった。