あっきぃ日誌

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甥キー

Raspberry Pi Advent Calendar 2023の2日目です。

adventar.org

甥キー

先月の帰省の直前、甥1がRaspberry Pi Picoを自作キーボードで知っているなどと言い始めて、なんだとぉ……となったので、なにか入門的なPicoサイズの手軽なキーボード自作基板を探しだして、はんだ付けデビューでもさせてみるかとなりました。

見つけたのはPico Hat Padというマクロキーパッド。2キー+1ロータリーエンコーダーのシンプルな構成、WS2812のLED付きです。

Pico Macro Pad | Natalie the Nerd

github.com

ただ、ロータリーエンコーダーの用意とWS2812の実装が大変そうだったので、公開されていたKiCadデータを改造して、LEDなしのシンプルな3キーに変更しました。

というわけでこんな感じ。甥1自作キャラのおむすびくんをあしらったおむすびキーになりました。

裏面。オリジナルのメイン基板は無地でしたが、USBの向きが分からなくなりがちだったのでUSBの印刷を追加しました。そして、フック基板の刻印の通り、Rev.3です……。Rev.1ではカバー用の基板の穴あけ位置修正を忘れ、Rev.2で直ったかと思いきや、メイン基板の配置調整時にキースイッチ感覚をいじって4mmにしてしまっており、キーキャップが干渉することが発覚。そしてRev.3でなんとか完成となりました……。このせいで甥1を1ヶ月待たせることになりましたね……。

組み立てるとこんな感じ。Picoは通常と逆向きにピンをはんだ付けすることになりますが、まあケーブルを差し込んで使うスタイルなら使えなくはないのでヨシ。絵だけの基板はPicoの底面に両面テープで貼り付けて使えます。キーのそばにもキャラを配置したのはRev.3のこと。かわいいね。

キーキャップは遊舎工房にあるF10キーキャップを使用。おむすびとの相性もバッチリっぽそうですね。

F10 (Flat Keys)shop.yushakobo.jp

はんだ付け実習

という感じで、もちろん帰省中に間に合わなかったので、帰省時にはなんとか見つけ出したTinyPicoKeyの基板と、はんだ付け済みのTiny2040を持ち込んで、1キーのはんだ付けで講習。写真はPicoの下準備をやってもらってる様子。持ち込んだピンヘッダがアリエクのクソ安いやつだったせいで、質が悪すぎて樹脂が溶けまくってビミョウだったので、今回できた甥キー基板と一緒にちゃんとしたやつを同梱しました。。

はんだごては今回用に買って送っていたのですが、これを見ていた父親が自分の道具箱から新品のはんだごてを取り出し始めて、それはオカンが知ってる買い物なんかなぁ……?と思いながら見てました。

出来上がった1キーの方は、プログラムもコメントを細かに入れてレクチャーしつつ、その場で思いついた改良も入れて来ました。改良結果はTinyPicoKeyの3キー用キー用コードのスクリプトに反映させておきました(未来の自分向けのコメント)。

github.com

はたしておむすびキーは組み立てられるか?w