あっきぃ日誌

鉄道ブログのような技術系ブログのようななにか

Pico Ski Board

プラレールのPico版を制作中なのですが、Picoをプラレールに搭載する時に、足から上を向くように貼り付けると、虫がひっくり返ったようで見栄えがよろしくないので、ただしい向きでもピンにアクセスできるブレイクアウトボードを作りました。名付けてPico Ski Board。


つくる

既存製品を買っても良かったのですが、なんとなく気にいるものがなくて、そうこうしているうちに頭にスキー板っぽいイメージが湧いたので、さっと作ってみました。

やることはただブレイクアウトなので、1x20のスルーホールを2つ並べて、内側と外側をただ線でつないだだけ。2x20のユニバーサル基板(2枚1組)と言った感じです。左右で寸法に違いはないため、左右を意識する必要もありませんが、なんとなくLRで区別をつけてみました。

また、なんとなく最初にぱきっと折り取る感じにしたくなったので、つなぎ目を用意。これでJLCPCBに発注したら、これは2デザイン扱いになるから2ドルじゃできないと言われ、追加で10ドルくらいかかりました。次に発注するときはLR区別なしにして折り取りなしの10枚で出しましょう。が、そもそもそんなにいらないので、多分発注しないけど。


きた

で、1週間ほどで到着。

折り取りは手で簡単にできました。気持ちいい〜〜〜。これは10ドルの価値があるぞ!(ほんまか?)

内側にピンソケット(今回はロープロファイルのものを惜しげもなく使用!)、外側にピンヘッダーをはんだ付けして、冒頭の写真の通りになりました。

裏面。スキー板……いや、これはスノーシューかな?ピンソケット・ヘッダーの飛び出した足がトゲトゲしていて痛いので、邪道かもしれませんが全部切り落として、さらにはんだで切断面を塗り塗りすることで刺々しさを減らして、だいぶいい感じにできました。ちなみに、PicoWはプラレールのためにLiPo SHIM for Pico搭載バージョンを作成したので、スキー板と合わせてまあまあイカツい風貌になりました。

ただ、これでPicoをひっくり返さなくても、スキー板の外側のピンヘッダーを使えばアクセスできるようになりました。いいね。


まとめ

既製品を買うノリで適当なユニバーサル基板をサクッとこしらえて発注した話でした。以前ならaitendoでそれっぽいユニバーサル基板を見つけてきて雑に配線して作ったでしょうが、今はKiCADを初心者レベルながら触れるようになったので、じんわりスキルアップしてますね、しらんけど。

さて、スキー板をイメージして作成しましたが、実物を組み上げてみると……ソリかな?って感じもしてきました。おまけに裏面はゴツゴツなのでスキー板からちょっと遠い感じでした。本当はピンソケット・ピンヘッダーを表面実装にしたかったのですが、入手性がいまいちそうだったので断念したんですよね、惜しい。

KiCADデータとガーバーデータはGithubにあげてあります。ライセンスもゆるゆるにしたので、そのうちAliExpressで模倣品が出ね~かな~、ちゃっかり表面実装になってたりしてね〜かな~って思ってます(ねえよ)。

github.com