あっきぃ日誌

鉄道ブログのような技術系ブログのようななにか

3Dプリントことはじめ

ついに弊社にも3Dプリンターなる文明がもたらされました。言わずもがな会社に設置されているので、在宅勤務な昨今では印刷のために出社が必要ですが、データさえ用意して出社すればいつでもものが作れるようになりました。やったぜ。

太っ腹なことにFusion360のライセンスも購入してもらえたので、3D CAD入門に、まずはPibow 3A+のレイヤー1と2を自作してみました。

なぜレイヤー1と2だけなのかというと、昔ケースを買ったらレイヤー3と4が本体側の部品変更等の理由で合わず、Pimoroniに連絡したら代替をもらえたものの、元のやつも自分で削ったら使えるようになったので、レイヤー0〜2が自作できればもう一個ケースが生えるというもったいない精神のだめな方みたいな理由です。レイヤー0はModel B向けのレイヤー0を切って作ることに成功しましたが、1と2を同じくただのアクリル板で作るには無理がありそうなので放置されていました。

データの作り方が何もわかっていないので直感だけで作ってみましたが、それでもなんとかなったっぽいのでFusion360すごい。ただ、サイズの確認に中学生のころから作っているかすれた定規を使ったため、だいぶ不安があります。実際大丈夫なわけがなくて、先に言ってしまえば両方とも失敗しました。

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失敗するだろうけどいいかと思いつつ、土曜日に会社に出て印刷してきました。出社したのにはもう一つ訳があって、先週のブログにも書いていたUSBのSSDをポチった際、配送先を間違えて会社にしてしまったので、その回収がどちらかと言うと主でした。

Fusion360で作ったデータをSTLファイルに出力して、プリンターのユーティリティソフトに食わせます。すると、ユーティリティがいい感じに解析して「うーん、ラフトをつけて全部で20層、各層こんな感じね。強度的に足りるところは空洞にして補強は六角形でやっときましたわ」って感じのプレビューを出してくれます。ラフトは、印刷台から印刷したい物がずれる事故を防ぐための層らしいです。

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ユーティリティの扱いがわかってないので、プリンターに食わせるデータファイルを出力だけしてもらってUSBメモリに詰め込み、プリンター本体のUSBポートに差し込んでデータを印刷しました。

ラフトの印刷が4層ほど。

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本体の印刷が16層ほど……。

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動画で。

www.youtube.com

50分ほどで印刷が完了しました。なんか糸引いてる……w

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できたてはたいへん熱いので、適度に冷ましたら段から剥がし、ラフトを取ります。なんか一部ラフトがうまく剥がせなくて難儀しました。これでレイヤー1が出来上がり。早速、持ってきたレイヤー0,3,4と当てはめてみますが……なんかちょっとサイズが違う。定規採寸がやはりだめだったことがわかった瞬間です。

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手本にする元のレイヤー1,2と本体を持ってき忘れたので会社での再採寸やテストができず、レイヤー4と重ね合わせたり定規で測ったりしてレイヤー2をその場で修正して、こちらも印刷しました。言うまでもなくこれもだめでした。アホ。

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帰宅後、ようやく実際に本体を使ってのテストとなりましたが全く合わず、それっぽいオブジェができただけとなりましたが、割ったり削ったりすれば手直しで行けそうな感じでもあったので、加工に挑戦中です。

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まとめ

採寸と本体データの確認をちゃんとしよう(あたりまえすぎる)。しかし一通りの作業は経験できたので、あとは精度をあげるのみです。