Pico以外の話題を、寝る前に書きなぐるやつです。
Pi 4とPi 5のEEPROM
自作RSS取得のしかけがうまく動かず、4〜5ヶ月ほど取得に失敗していて、更新情報を逃していました。悲しい。GitHubが出しているコミット単位で取れるRSSで追います。
10月のリリースで、どうやらブートメニューという機能が最近追加されたようで、これまでEEPROMに設定を書き換えるしかブート順番がいじれなかったところ、ブート順のオーバーライドができるようになったみたいです。べんりやん。見逃していた期間の中ではこれが大きなリリースのような気がしました。ブートメニューはPi 4と5両方に対応します。今度ためそう。
ブートメニューとおなじリリースでは、Pi 5のBCM2712C1が搭載されているリビジョンで、クロックマネージャーの改善によって50mWの消費電力削減に成功したようです。微量でも発熱が減るのは良いことですネ。
それ以前のPi 5向けリリースでは、SDRAMのタイミング調整が数回入っていたようでした。メモリのパフォーマンスが改善されているとよいですが。
直近リリースでは、Pi 4と5共通でPCIe BARの修正も入ったようですが、どの程度良いことがあるのかは不明。
Raspberry Pi OS(2024-10-22)
数日前にRaspberry Pi OSがリリースされました。
以前から導入に向けて実装が進められていたlabwcが本格的に採用されて、Wayfireからの移行を促す何かも実装したようです。さらに、今まではPi 3B+以前のモデルとZero 2WはX Window Systemにフォールバックするようにしていたのが撤廃されて、全モデルがlabwcで動作するようになりました。これによって、Raspberry Pi OSではWaylandに完全移行した形になります。
その他、スクリーンキーボードやタッチディスプレイのサポート改善、Raspberry Pi Connectツールの改善、画面構成ユーティリティの置き換え等々、変化が盛り沢山でした。既存環境でのバージョンアップ方法に着いては上記ブログの案内に従うと良いでしょう。
ただし、コメント欄でバグ報告がどしどし寄せられているようなので、アップデートは少し待つというのも手かもです。
メダカメラとPicamera2
メダカメラ環境をBookwormに移行してから、数日ごとにカーネルエラーを吐いて配信機能が止まってしまうようになりました。いくつか症例を探したり待ったりした結果、ついにほぼ同じ報告にあったので、相乗りしているところです。
AI Cameraが出て落ち着いたと思われるエンジニアがやっと着手してくれて、問題の再現もでき、修正したテスト版が出てきたので、1週間ほど試しているところです。今のところ内の環境では問題なく動いてくれていますが、他の人は前よりも長持ちするけどクラッシュしたやつもいるとのこと。兆しは見えましたが、完結はまだかかりそうです。