あっきぃ日誌

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帰省中のメダカのリモート餌やり2022夏

帰省中のメダカの観察と餌やりですが、前回は昨年11月で寒い時期に差し掛かっていたので、旅行用の餌玉を与えてなんともなかったのですが、今回はまだ夏の終りということで、ベランダで放置するには水の蒸発による水位低下や、まだ動きが活発な分、餌の不足が心配になりました。

今回も餌玉を投入はしてきましたが、それに加えて、Raspberry Pi PicoとRaspberry Pi Compute Module 4を用いたリモート観察環境を構築してみました。

メダカの水槽間移籍

ここしばらくは室外に3水槽と室内に2水槽の体制で飼育してきましたが、リモート餌やりの装置のやりくりの都合から合計4水槽にまとめることにしました。

メダカメラで映していたベランダの白い鉢の6匹は、同じくベランダのガラス水槽(18匹)に統合して、ガラス水槽が24匹いりとなりました。もともと生まれが同じで途中まで一緒のバケツで育った子たちなので、たぶんなんともないでしょう。ベランダの黒い鉢は12匹のままです。

空いた白い鉢には、室内のタッパーで5月に孵ったチビ5匹と、室内のプラ水槽(24匹)にいる去年秋産まれのチビから特に小さい子2匹を移して7匹入りの鉢になりました。色の違いがあることに驚くなど。

移動後のメダカの数をまとめるとこんなかんじです。

  • 白い鉢: 7匹
  • 黒い鉢: 12匹
  • プラ水槽: 22匹
  • ガラス水槽: 24匹

現在65匹。おおすぎ。

リモート観察

リモート観察装置はいつものストリーミングを流用しますが、今回はCM4を使いました。CM4はカメラポートが2つ用意されているため、2カメラを1台でやりくりできるのがポイントです。また、餌はタイマー制御ではなく、このCM4から手動SSHでフォトカプラーを制御して実行させる方法にしました。

第1カメラはテーブル上のメダカたちの観察です。

第2カメラは外のメダカたちと、ついでにオジギソウです。


餌やり装置

餌やりは、雑に起こした3Dデータをオフィスで3Dプリントしたものを使用しました。写真は試作を経てメダカが多い水槽向けに大型化したケースです。これにプラバンをテープで張って完成させます。

餌をつめたケースを迷路みたいになっている部分を下にしてサーボモーターに貼り付けて回して使います。迷路みたいなところを通って餌が適量落ちる感じになっています。

youtu.be

これらを4つ設置しつつ、CM4とカメラを設置した結果がこちら。室外の水槽を室内に入れるともう養殖場みたいな雰囲気ですし、サーボモーターの線がたくさん伸びているのもなかなか異様……。

テーブル上のプラ水槽と白い鉢。水槽のふたを活用して設置します。リポDを使っているのは、水槽の水が蒸発して餌が湿気るのを低減する狙いでしたが、これでも詰まるっぽいことがわかったので無意味っぽかったです。

外の鉢と水槽はテーブルに近づけつつ、サーボモーターはテーブルに固定しました。

ガラス水槽側の餌やりテスト。餌が詰まらなければいい感じに出ます。

youtu.be

Raspberry Pi PicoはMicroPythonでコードを書いて、4つのサーボモーターを順にフリフリさせる動作を、CM4からの入力があったら実行するように実装しました。

緊急用Eject版装置

出発直前まで心配で色々調整していましたが、餌づまりが特に心配だったので、出発15分前にカーテン用ドライブを使って緊急用Eject版装置をガラス水槽に設置しました。これをGPIO制御でウイーンすれば、1回は確実に餌をやれます。さすがEject。


しかし、回線レベルで落ちやがった

メダカメラでストリーミング映像を確認しつつ、VPN経由でSSH接続してフォトカプラをツンツンするスクリプトを叩いてサーボモーターを回していました。毎日ではなく隔日でやろうかと思っていたら、9/1 4:42頃に外向けサーバー用回線の接続が切れて、自宅に一切接続できなくなりました。いろいろ餌のバックアップを用意したけれど、このレベルで死なれるケースは想定していなかった……。

回線自体はプロバイダの情報いわくすぐに再接続されて、以降は接続が継続しているらしいものの、どうも自作のルーターVMファイアウォールあたりがバグったっぽく、ルーターVMに同居のVPNサーバーにも、ルーターにぶら下がるWebサーバーにも接続できなくなってしまいました。IPoE接続側は生きているらしく、Mac miniの存在確認はできたので、やべー感じにはなっていなさそうです。うーーー、このタイミングでそういうことになる〜〜???

話をメダカに戻すと、火曜日は餌やりを実行できていたのと、旅行用餌があるのと、水草のコケを食べることもできるはずなのでおそらく大丈夫だと思いたいです。ストリーミングと室温の監視ができなくなったのが辛いですし、そもそもWebサーバーが全部死んでいるので、Mastodonとかも死んでます。ご迷惑をおかけします。。

というわけで、回線トラブルとか言うどうしようもないトラブルを除けば、まあまあいい感じの工作ができたかなと思います。次に作るとしたら、餌の湿気り対策ができるかんじにできるといいなあと思っています。