WaveShare RP2040-LCD-1.28という、円形ディスプレイにRP2040が一体になっているやつがあるんですが、これのGPIO拡張スロット向けの基板を作ってみたという話です
ブツはこいつです。
日本ではスイッチサイエンスさんとかで買えます。
Waveshare RP2040-LCD-1.28 — スイッチサイエンス
QMI8658C加速度センサーとか、リチウム電池充電回路とかが載っていて割と遊べそうなんですが、ネットワークが無いので遊ぶ人を選ぶ感じです。実際数年持て余していました。
GPIOポートは提供されているものの、2x13の1.27mmピッチのピンソケットx2という感じで扱いにくく、いつかブレイクアウトボード作ったろ……!と思って忘れてました。
作った
ようやく作ろうという気分になったので作りました。しかも2種類。
片方はシンプルに2.54mmを引き出す板、もう片方はWIZnetチップ搭載の小型Ethernetモジュール向けの板です。

ピンヘッダーを1組しか用意していなかったので、今回はEthernetモジュール向けの板を組み立てました。

基板にEthernetモジュールを乗せて

ひっくり返して

RP2040-LCD-1.28に搭載、という流れです。シンプルですね。
ミスった
配線としては、WIZnetの純正ボードたちと同じくGP16〜20に配線したので、いつもどおりCircuitPythonで適当にコードを流用して動作確認をします。します。あれ、接続できないな???
基板をにらめっこしたり、導通確認したり、わかんないので普通のPicoとモジュールを接続して動くことを確認したりして、切り分けていった結果……1.27mmピンヘッダーの部品配置が180度回転した状態でした。アアアアアアアーーーーーー♡♡♡♡♡

不幸中の幸い、VSYSピンとGNDピンが反転していてもほぼ問題なかったのと、GPIOの配置がGP0〜3に入れ替わって、SPIの割当も一致していた(!)ので、GNDピンじゃなかった1ピンだけ切り取って、プログラムはGPIOのピン番号変更だけで問題を回避できました。got kotonaki.
というわけで接続してIPアドレスを取得できるようになりました。やったね。ただまあ、何かを作りたいというあれは無いので、満足して終わりです。いつもの。
