オープンソースカンファレンス Advent Calendar 初日です。このカレンダーでは、OSCの魅力を伝えたり、参加したいけど自信がない…という出展とか発表とか一般参加とかしたい人向けにノウハウを書いたりするカレンダーです。OSC2018 Tokyo/Fall振り返り会のときの意見交換中に酒を呑みながら立てました。ぜひ空いている日へのご参加をお待ちしています。
私からは、展示ブースのつくりかたのご紹介です。これはカレンダーを立てる前のOSC意見交換会でMyNAの坂井さんから頂いたネタです。書くのが遅くなってすみません!
普段のブースの様子
ブログには気が向いたときにレポートを書いている次第ですが、私の普段の展示ブースはこんな感じです。言ったそばからまだレポートを書いていないOSC2018 Tokyo/Fallのブースの様子ですね。
Ejectのブースも、Raspberry Piのブースも、小物やら仕掛けやらでごちゃごちゃしています。どの開催でも出すのに1時間、片付けるのに30分くらいかかっています。もっと楽にしたいというのが個人的な課題ではあります。
私がこころがけていることは
チラシを置いとく
印刷費がかかりますが、チラシは置いておけば意外ともらっていってもらえます。話しかけるのは苦手だけど、展示物とか活動内容が気になるという方はそっと取っていってくれます。
展示物が多い私のブースでは後述の説明パネルが置けない分、説明をまとめたA4両面印刷の紹介ペーパーを用意していて、これを配って説明をある程度省略するようにしています(あんまりできてないんですけども)。また、この紹介ペーパーには展示物のソースコードが置かれたGitHubリポジトリのURLも書いているため、OSCではこれをオープンソースの理由にしています(?)。
展示物の説明パネルをつける
私のブースでは展示物が多すぎるため、全部に説明をつけることができないのですが、スペースが許す限りできるだけ展示物の説明を横に置いたり立てかけたりしています。
上に張ったEjectブースではQRコードを読み込んでWebサイトにアクセスすると誰でも自由にEjectコマンド工作を操作できるようにしてありますが、紙を100円ショップのミニブックスタンドに貼り付けて立ててあります。興味が出た人は私がブースに立っていなくてもQRコードを読み込んで遊べます。
ブースによってはノベルティの配布がありますが、これは配りものゾーンを明確にした上で「シールはご自由にどうぞ」など張り紙を用意しておくと、やはり自分が席を外している間でも来たがもらっていきやすくなりますね。
また、撮影OKとする場合は「撮影OK」と言う紙を置くのも良いです。置いてても聞かれますが、撮影をするハードルはぐっと下がります。うちのブースではいらすとや素材全開で用意しました。イラスト屋が街中にあふれる昨今、こういうワンポイントをいらすとやでキメると程よく目を引けるかもしれませんね。
100円ショップのアイテムや文具を用意する
展示ブースで使われている100円ショップグッズや文具はけっこう多いです。100円ショップで買ってきて利用しているものは以下のものがあります。
- タッパー: 小さい展示物の収納に便利
- ミニブックスタンド: 展示物を目立たせるための小道具として利用
- メニュースタンド・カタログスタンド: 展示物の説明を立てたり、チラシを立てるために活用
- 折りたたみタブレットスタンド: 本を立てるのに使ってます。コンパクトに収まるので荷物のじゃまになりません
また、メッシュパネルは以前ブログにも書いたことがありますが、大きいものを切ってコンパクトサイズにしたものをブースでは使用しています。これはRaspberry Piやその周辺アクセサリなどを引っ掛けたりして使っています。
また、文具類はOSC運営である程度用意されていますが、自分で用意しておくと借りに行く手間が省けますし、その手のを用意していないイベントに出展したときにも役立ちます。テープ類なんかは、OSCが用意しているブース名の紙を机に貼るためにまず必要だったりしますからね。
- メンディングテープ: 壁に布テープなどを貼るのはたいてい禁止されていますが、このテープは弱粘着のため貼り跡が残りません
- 養生テープ: メンディングテープでは弱すぎるときに使えます。また、少し弱いですが荷物の梱包をしたあとのテープとしても使えます
- 電源タップ: イベントではわりと用意されていますが、最後のタップから伸ばすときには自分のタップを使うと良いでしょう。また、運営のものと混ざらないよう、名前を大きくわかりやすい位置に書くのもポイント
- ペン: ボールペンと、油性ペン。即興でチラシを作ったり、帰りの荷物の伝票を書くのに使います。
- コピー紙: 即興でチラシを作るのに使えます。私は前日準備の全員配布資料組みを手伝っているときに出てくる、100枚の区切りとかを示すために挟まっている紙を集めといてそれを使っています(それができるの私くらいや)
住友スリーエム [スコッチ] はってはがせるテープ (30/20/15m巻 巻芯径25mm) 18mm×15m ディスペンサーつき 811-1-18D
- 出版社/メーカー: 住友スリーエム
- メディア: オフィス用品
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
ニチバン フィルムクロステープ 50mmX25m 白 185-50
- 出版社/メーカー: ニチバン
- メディア: オフィス用品
- この商品を含むブログを見る
ELECOM RoHs準拠OAタップ 抜け止め 3P 6個口 3Pプラグ マグネット付き 1m グレー T-WRM3610LG/RS
- 出版社/メーカー: エレコム
- 発売日: 2013/06/09
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
自分も展示物(?)
ちょっとそれますが、名札はさげましょう。自動挨拶を防止できます。一般参加の人も、普段出展してる人と交流があるような方はハンドルとアイコンがあるだけでぜんぜん違うのでつけておくと最高にありがたいです。昨今の人付き合いは「本名・顔」の他に、「ハンドル・アイコン・Twitterなどのアカウント名」という識別要素があり、何をもって個人を特定するかが難しくなっています。自分は覚えられているだろうと思って挨拶して会釈をされても、7割くらいは(とはいえ適当にいいましたがほぼ)自動挨拶です。名札はさげましょう。
ちなみに、名札ホルダーを買うのが面倒な人は、OSCの懇親会で配られたやつを持ち帰って次回以降流用すると良いでしょう。最近のOSCは学生とOSC初心者には最初から自由にもらえる名札ホルダーがあるのでこれを活用しても良いです(OSC玄人は買うしかなくて辛いな?)あと、名札はMastodonアカウントをお持ちの方は私のブースでレシート用紙に印刷できます(突然の宣伝)
ノートPCとにらめっこする時間は少なく。
何で見たかは忘れました(アンケートか何かだとは思う)けど、ブースでノートPCとにらめっこしている人は話しかけにくいそうです。通りゆく一般参加の人をキラキラした目で見つめてみると意外と引っかかるかもしれません。かくいう私は、ノートPCとにらめっこしていても何故か声をかけられがちで、その日のLT資料作成がギリギリになることも……笑。
ブースで声掛けをして呼び止めるまではしなくてもいいと思いますが、展示物をちょいちょい自分で触りながら気を引くみたいな素振りをしてみてはいかがでしょうか。
サイネージを置く
うち、モノがある系のブースじゃないから…!という方はサイネージを置くのも手です。パワポで自動プレゼンモードでループしても良いでしょうし、アキバの安〜いフォトフレームを使ってみてもよいでしょう。今月末のコミケで出す予定のラズピッピの新刊では、Raspberry Piで作るサイネージについて書いてます(突然の宣伝)。
まとめ
- チラシを作ろう
- 自分がブースを離れたときでも見に来た人が何をやっているブースかわかる工夫をしよう
- 100円ショップの文具は展示に便利なものが多いので積極的にウォッチしてみよう
- 名札はさげよう
- モノがない系ブースはサイネージで差をつけろ