あっきぃ日誌

鉄道ブログのような技術系ブログのようななにか

廃車になった8637Fを眺めに行く長津田散歩

今週いよいよ8637Fが廃車になり、東急8500系が引退となりました。上京してテツと化して、全部5000系になると知ってワクテカしながら待ち続けて15年、長かった……っすねぇ。そうは言いつつ、いなくなるとなるとちょっとさみしかったりもする、オタクって感じの感想もあり。

日テレが編集した動画に2007年4月の映像があり、上京した当時だなあ、などとエモに浸ったりしました。

www.youtube.com

5.5万円する30cm四方のコルゲート切り抜きもちょっと欲しくなってくる……いらんけど。それよりは最近ちょっと模型にまた興味が出だしてきたような気がするので、鉄コレとかを出してほしい気もします。

今日の恩田

というわけで8637Fを眺めに行ったんですが、もうさりげないファンサもクソもなくボンボン!と並べられており、淡々としていらっしゃるなあといったところ。クラファン中の先頭車と別に1両残ったやつもどこか引き合いがあるんでしょうかね?

恩田駅から。先頭車に隠れているのは1・2号車かな。

もう一つ奥の中間車たちは3・4号車かも。

アントに繋がれたデハ0803(9号車)の後ろ3両はおそらく7・6号車、そして5号車のデハ8798。

デハユニットx2。

というわけで、8号車・10号車が1回目の搬出になるのかしら。工場内を見るのは忘れちゃったな。うっかりワンチャン譲渡とか保存とかあったら面白いんだけど、ないだろうなあ〜。せいぜい部品取りとかコルゲート販売資材とかか。

検車区ウォッチ

検車区に来るのもまた久しぶり。ブログには書いてないけどなんとなく3ヶ月ごとに来てる気がします。なんですが、なんですかこれは、元住吉車ばっかりじゃないですか。

ニュース系のサイトを見てる感じだと、5050系4000番台4107Fと4108F、それと5080系の5183Fと5185Fはそれぞれ相鉄直通関連対応らしく。で、3000系3008Fは8両化のための入庫と。更には改番も済ませて試運転もやってる3113Fが長津田よりにいたので、全部で6本もいることに。特に目黒線は運用大丈夫なのかしら。

3000系と5080系の増結用中間車もだいぶ減ったなあと思ったら今度は東横線用のQシート(笑)が増えだして、また放置中間車が増えだす始末。いつになったら長津田から中間車だけのブツがいなくなるのか。

4414とのこと。小屋に突っ込んでるのは4514か。

3113Fとか全景。4413-4513も見えますが、もうほんとパズルみたいな感じで無駄なくギュウギュウに押し込まれていて、検車区がカオス。なんじゃこりゃ……。

(追記)4415-4515らしいです。そしてあさってくらいに4413-4513が出てくるそう。また意味のわからん順番で出てきているなあ……?



3113F

そういえばきのう、やっと古いプリンターを処分しようという気になってハードオフに持ち込んで、予想外に2000円も値がついてホクホクしながら田奈まで歩いて戻ったときに、3113Fの試運転を見かけてました。

年始に東京メトロ全駅スタンプラリーの南北線の北端方面を埋めに乗り鉄しに行ったときに、3000系にも乗れましたけど、まじでちぐはぐでフフって笑っちゃいましたね。まあ、田園都市線も5000に当たれば同じようなもんではありますが。。

uHAT Porter Picoとかの基板の通販を始めました

ちょっとBOOTHでuHAT Porter Picoを売ってみたくなり、10枚ほど追加生産しました。今回はちゃんと1.2mm厚でオーダーできましたが、来てみると1.6mmのほうがいいような気もしてきます。値段も変わらないしねえ。

というわけで、コミケと同じくパッケージングして、BOOTHで販売開始しました。8個出していますが、2つは1.6mm厚を混入させたので、分厚かったら当たりです。送料が少しお値段してますが、匿名配送になっているので安心して購入ください。

eject.booth.pm

また、コミケで2回だして1つも売れていないBreakout Garden向けただのボタンモジュールも出しました。同梱しても送料は変わらないので合わせ買い歓迎です。

eject.booth.pm

TinyPicoKeyも出したいけど、こちらはパッケージが雑なのでどうしたもんか。気が向いたら追加するかもしれませんが、上記2品と合わせ買いしたいのに💢という方はTwitterとかMastodonでお声がけいただければ急ぎます……!

Issue15281を結局自分で直した

Mastodonの動画付きTootをブログとかにembedで貼り付けると、貼り付けたページを開いた時にTootのembedまで勝手にスクロールしてしまう問題が報告されて2年経った話の続き。

akkiesoft.hatenablog.jp

要するに完全に埋もれていてどうにもならなさそうなので、みたらし氏の解析結果を元に自分でコードを読んで、適当に直してプルリク。バグを仕込んでたメンテナー氏のアドバイスによりもうちょっとなんとかして無事Mergedとなりました。Mastodon初コントリビュート……!!

github.com

SMHNとか末代とかこくだハイクとかそのへんのサーバーで適用されたので、わたしのブログで動画が埋め込まれた記事を開いても強制スクロールはされなくなりました。めでたし!

social.mikutter.hachune.net

奮闘してたやつ

Ruby on RailsもReactもわからんので、無駄に日数を要し申した……。

social.mikutter.hachune.net

autoFocus?いらんやろ!とPRしたところ、仕込んだメンテナー氏より、いやembedじゃないところで必要ねん、そっちと場合分けしたいねん、とのこと。メンテナー氏がvideoタグを作るJSにautoFocusを雑につっこんだ結果、ビデオ再生モーダルを呼び出す時にいい感じになった代わりに、embedでは強制スクロール問題が起こって私がブチ切れていたという感じのようでした。

で、videoタグを作るJSにautoFofusが必要かどうかのパラメーターを追加して、必要に応じて有効にできるように書き換えて、無事Mergedになりました。

有給とったのに、数行直すまでに丸一日コードにらめっこしていたやつ

social.mikutter.hachune.net

はぁぁぁ〜〜〜長かった。

Xeon Gold 6152をヤフオクで落としたら超ガチャだった

Xeon Gold 6152が4万即決なのを年末から見ていて、でも誰も買わんなあと思いながら見ていましたが、つい我慢できずに落としてしまいました。

で、届いたのを即開梱して、裏面の端子をアルコールでふきふきしていたら、ポロって何かが欠けましたアアアアアアア!!?!?!??!

アアアアア!!!!???

オワッタ……梱包がスカスカだったのでそのせいだったのか……と思いながら商品ページを見返したら、元からでしたわ。安いのに誰も落としてなかったの、みんな気づいてたんや……。

こうなってしまってはどうにもできないものの、動揺のあまり表面の写真すら撮ることを忘れて、すぐにCPUの動作確認へ。ダメなら4万の文鎮……でもソシャゲのガチャよりはマシ……祈りながらサーバーを起動すると、POSTを通過してOSが起動!iLOプロセッサー情報でも認識しています。か、勝った!!SSRだ!!!(???)

これで本当に良いのかわかりませんが、動いたのでヨシ!NOT USEDな便だったとか、ギリギリ接触できたとか、そう言うふうに考えておこうと思います。

というわけで、自宅のインテリアラックサーバーがXeon Silver 4110からXeon Gold 6152になりまして、14コア増やすことに成功しました。ffmpegで動画変換をぶん回すのも成功したものの、なんか思ったほど早くなった実感はなく、M75q-2のRyzen 7 PRO 4750GEのほうがたぶんはええわと言った感じでした。はい。どうせインテリアサーバーなので動かすのは年に数時間ですし、まあ良いでしょう。念のため交換前のSilver 4110はキープしておくことにしました。

欠けた理由を考察すると、たぶんCPUを留める治具ぽいやつ(CPUにくっついてきたけれど、サーバーに付いてたのと同じだったので、たぶんHPEのやつ)の、CPUをつかむツメと同じ位置が損傷していたので、雑に扱われたりするとこうなりやすいのかもしれません。仕事で物色するときはここも注意という教訓が得られたので、ちゃんと勉強になりました。

年始からとんでもねえガチャに勝利しました。年末ジャンボが外れたのはこれの身代わりだったと思いたい(?)。

今年はLoRa元年?日本対応の格安モジュールE220-900T22S(JP)で遊んでみた

昨年末に、スイッチサイエンスで1つ1,980円のLoRaモジュール「E220-900T22S(JP)」が発売されました。

LoRa通信モジュール(E220-900T22S)用評価ボードwww.switch-science.com

とりあえずモジュール2つとアンテナ2つ(と送料)をポチって、5,390円でした。

これまで日本でLoRaを遊ぼうとすると、どうあがいても1万円コースみたいなところがあったと思うのですが、ようやく買って遊んでみてもいいかなと思える価格帯になってきましたね。それでもまあ、アリエクを見ると日本では当然使えないながらも600円そこらで転がってるので、こう、格差じみたものを感じます。というか、アリエクにE220-900T22SのJPじゃないやつがありますね。

ja.aliexpress.com

さておき、E220-900T22S(JP)はCLEALINK社がE220-900T22Sの認証を通したバージョンということみたいです。CLEALINK社はけいはんなプラザにあるICTベンチャーとのこと。ありがてえ。

dragon-torch.tech

ためす

上の製品ページにサンプルとドキュメントがあるので、これを入手して試していきます。ドキュメントの想定環境がRaspberry Piだったので、それにならって2台分の配線を済ませます。

セットアップはやや我流。LoRaモジュールとはUART通信なので、シリアル通信環境を整えます。

$ sudo raspi-config nonint do_serial 2
$ sudo apt install python3-serial

ドキュメントではwiringpiも要求していますが、M0/M1ピンをHIGHかLOWにするスクリプトで使用されているだけだったので、後述のスクリプトで不要にできました。

片方で送信スクリプトを、もう片方で受信スクリプトを実行します。まずは受信側を実行して待ち受けます。

# 受信側

akkie@lora-2:~/sample_code/operation_code $ python3 receive.py /dev/ttyS0 --rssi
serial port:
/dev/ttyS0
receive waiting...

送信側は、標準入力にデータを食わせたらOKの模様。たぶん送りっぱなしだと思われるので、コマンドが成功したら「SENDED」が出力されて終わります。SENDED?SENTでゎ(震え声)。

# 送信側

akkie@lora-1:~/sample_code/operation_code $ python3 send.py /dev/ttyS0 -f --target_address 0 --target_channel 0 < ascii_data.txt
serial port:
/dev/ttyS0
send data hex dump:
00000000: 00 00 00 68 65 6C 6C 6F  20 77 6F 72 6C 64 21     ...hello world!
SENDED

SENDEDされたデータが受信側に届くと、次のようにデータが表示されます。RECEIVEDはあってたのでよかった。

00000000: 68 65 6C 6C 6F 20 77 6F  72 6C 64 21 F4           hello world!.
RSSI: -12 dBm
RECEIVED

受信側を家から持ち出してみる

送信側は、時刻を送信し続けるようにコマンドを変えて実行します。

akkie@lora-1:~/sample_code/operation_code $ watch -n 3 "date +"%H:%M:%S" | python3 send.py /dev/ttyS0 -f --target_address 0 --target_channel 0"

受信側は、OLEDディスプレイを付けて、プログラムの出力をディスプレイに表示できるように改造して、外に行ってどのくらい受信できるかを試しました。集合玄関のポストあたりまで届いたら御の字かなーと思っていましたが、家を出ても、1ブロック離れても、ふつうに受信し続けてくれました。途切れるところまでは離れるには寒くてかつこの見た目なので、家の周りが限界でした……。見栄えを整えたい。


受信をPicoに移植する

UART通信なので、受信側をPicoに移植してみました。OLEDもブレッドボードに実装して見栄えをもう少しなんとかしつつ、Nano HAT Hacker経由で接続するようにして、これをそのままuHAT Porter Picoにドン。Nano HAT Hackerを差し替えたらRaspberry PiとPicoを行き来可能です。我ながら便利な板を作った。

コードは、pyserialとbusio.UARTがほぼ同じ感じで済んだので、書換量は少なめで済みました。uHAT Porter Pico向けのピン配置読み替えコードがあるので、ふつうのPicoで試すときは適宜読み替えてください。

github.com

送信側も移植できるはずですが、おっさんの冬休みは短くて、時間切れになりました……。次の週末とかで。

モード設定のスクリプト

公式のスクリプトはモードごとにスクリプトファイルがあって、ピンの出力をHIGHかLOWにするだけで、なぜかwiringpiが使われていた*1、RPi.GPIOで書き直しつつ、1スクリプトで設定可能にして、現在の状態も取得できるようにしておきました。便利。

github.com

まとめ

というわけで、日本対応の格安LoRaモジュール「E220-900T22S(JP)」をつかって、まずはサンプルを動かして遊んでみたり、一部Picoで動かしたりしてみました。

実際に使おうとするとどこが良いかと考えると悩ましいですが、やはりベターなところだと郵便ポストのやつとかなんでしょうか。電池で動かしたらどのくらい持たせられるかとかは課題っぽそうです。

あとは見栄えを整えたいです。本当はHAT形状のモジュールもあるっぽかったのですが、汎用性を取ってふつうのモジュールを選んだので、OLED含めてユニバーサル基板でそれっぽいのを作るか、基板を起こしても楽しいかも?しれません。

通信距離を実家で当てはめると、どうも実家から妹の家くらいまでは届きそうなので、次帰省したら試してみたいですね(?)。

*1:Gordonがメンテをやめる宣言をした後、PimoroniのPhilはじめ有志がメンテを引き継いでいますが、そこまで活発ではない模様?活発になるほど変化が激しいものでもないですが……