あっきぃ日誌

鉄道ブログのような技術系ブログのようななにか

BIG Raspberry JAM Tokyo 2016 レポート。

BIG Raspberry JAM Tokyo 2016、なんとか無事に終了することができました。ご参加いただいたみなさま、運営スタッフとしてお手伝いいただいたみなさま、出展・スピーチしてくださったみなさま、そしてEbenとLizのお二方、本当にみんな、ありがとうございました。

9月に来日が決まってから諸々別件がワサワサ入ってきて死にそうになりながら準備などなどしてきたつもりでしたが、わたしでは全くもって力不足で、しゃちょうのOSCで培われたイベント運営力に相当助けられた一日だったと感じました。本当に感謝しています。

当日のわたしはイベントスタッフ兼展示者兼スピーカーと言う、あとはVIPを下げれば全制覇と言った状態でした……w

展示

展示はEjectコマンドユーザー会分と、Japanese Raspberry Pi Users Group分の2ブースを担当。RPiブースには池田さん等も参加。ラズベリーなお酒を持ち込んでくれました(そいえば呑みそこねたな)。展示物自体はいつもOSCでやっているものをいつも通り展示しました。あれを毎月全国のどこかしらでやってるんですよ、みたいなのがアピールできればいいなと言うイメージです。

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Lizのお気に入りはIC残高チェッカーでした。ブログ載せてもいい?とのことでもちろんOKしたので、そのうち載るのかもしれません。リプライでGithubソースコードをいれてあげました。

で、Pimoroni製品だらけのブースなので、こんなコメントまで。このMicro Dot pHATはつぼさんのだけど、まあ教えたのは私なので、同じ感じで全国各地のいろんなひとを沼に沈めてるのは私なのかもしれない……w

EjectブースはいつものACリモート操作と除夜のEject。両方共全手動での展示になりました。この辺のよいデモ方法がいつも悩ましいです。PiTFT使いまわしてみようかな。そして久しぶりのEjectヘルメットを展示。こちらにEjectZeroを使用しました。

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ブースにLizが来て、色々遊んだりツイートしてくれたりしました。ヘルメットをかぶってひとしきり喜んだあと、トレイに載ったPiZeroを見せたらさらにウケてくれたので良かったです。


セッション

わりと直前までやっていて、当日のブースの写真を入れようとしていたのに、何枚か貼り忘れました。一応ちょっと埋めましたが、埋めなくても大丈夫そうなところはそのままにしちゃいました。許せ。

speakerdeck.com

1ページ目のウイーンのフォントはヒツジグモです。朝イチの出力テストで出したら意外とひどかったんですが、でもこれが通常営業なのでしかたないですよね。


他のセッション

Ebenのキーノートはブースそっちのけでずっと聞きに行っていましたが、ブースに立っていると他の人のセッションを聞きにいけず、聞いてみたかったソニーさんのセッション等などを聞き逃してしまいました。

展示とセッションを分けたときのデメリットではあるのですが、一緒にしてしまうと展示の会話とかデモの音楽等がじゃまになってしまうので、良し悪しではあります。一つ反省として、ラズパイオーディオはもっとセッション部屋から話してたほうが音の問題を気にしなくて済んだかも、という点がありました。これは次回以降の改善点になりそうです。しかし次回はいつのことか……w

他のセッション :: Ebenのキーノートから

Ebenのセッション中、実はスライドを作っていたのですが、前回のJAM以降のアップデート等はとても興味深いお話だったと思います。ちなみにスライドは後ほど公開されると思います。

PiZeroに関しては、2017年には日本で発売したい旨が、また、質問タイムではPiZero用オフィシャルケースも作りたいというコメントが飛び出していました。

Raspberry Pi 4以降の新型については現時点で具体的にプランされていないけど、CPUもメモリもグラフィックも、まんべんなく強化していけたらとコメントしていました。

他のセッション :: IchigoJam

いままでわりと本気で「いまさらBASICとかあとあと役に立たんやんけ…」と思って食わず嫌いしていたのですが、セッションでお話を聞いていて、「コストとか、プログラミング教育義務化のあとBASIC教育人材市場の大きさ(おっさんはきっと触れる人まあまあいるよね)とかからあえてレガシーでやっている」という話を聞いていて、よく考えれば"あえて電子工作でやってることをCD-ROMドライブやってる"私がなにが食わず嫌いじゃと考え改めるに至りました。

別にBASICが嫌いというわけではなく、むしろ子供の頃にFM-R50でBASICがやりたくても(入ってなくて)できず、小学校のPC-9801でBASICをちょろっとした時間しかさわれなかった思い出があるので、これを機にBASICリベンジしても楽しいのかもしれないですね。ちょっと興味出てきました。

スライドは福野さんのブログで公開されています。

fukuno.jig.jp

あと、夜のお疲れさま会で福野さんからオモシロゲなVFD文字表示モジュールをいただきました。ひかりものだいすき!色々遊んでみたいと思います!

他の人のブース

いくつか面白かったところを。

テックシェアさんのラズパイとオリジナルケースの販売。ケースはArduinoやブレッドボードなども含め同じサイズで規格化していて、上下にスタックできる仕様になっているのが面白かったです。曰く、準備とか片付けの手間を省けるように考えて作られたとのこと。ラズパイはイベント価格でしたが、本当に赤なのでは!?みたいな価格で売られていました。すごい。

minicubeさん。Model Aぶった切りを久々に見られました。部屋のどこかに行ってしまって見つけるのが大変だったそうですがw。新作は新フリスクケースを使ったPiZeroケース。データと治具を作成して、レーザーカッターで切れるようにした本格的なものになっていました。今度フリスクケース持っていくのでお願いします……!

マシューについて

イベント中にもお願いがありましたが、ユーザー会のメンバーであり、前回のBIG Jam 2013をサポートしてくれ、Ebenたちとも交友が深いマシューがステージ4のガンと戦っており、医療費のための募金活動が行われています。もしご賛同いただける方がいらっしゃいましたらご支援くださいますと幸いです。

www.gofundme.com

お疲れさま会

懇親会のあと、Upton夫妻、コアスタッフ、スピーカーの一部でお疲れさま会を開きました。福野さんの作品(BASIC環境)にEbenが挑戦して盛り上がりました!


まとめ

会場を見渡すと本当に賑やかで、展示もセッションも盛況でしたし、小学生の子が自らEbenに質問をしたりしている姿を見られたり、もう少し年上そうな子も作品を展示して懇親会まで作品を見せて回ったりして、本当に良いイベントを開催できたと感じています。

毎回あの規模を開催するのはさすがに難しいですが、今後も開催を続けていって(最近は東京のOSC内でやっているくらいですができればもう少し増やしたり?)、みんなでRaspberry Piを持ち寄ってわいのわいのできる集まりを開いて、楽しんで、そしてRaspberry Piの発展に貢献できていけたらいいなあと思っています。

本当に、ありがとうございました!

Thank you very much! Eben, Liz! ;-) *1

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(Photo by Liz.)

この記事は以下のAdvent Calendar 2016の記事です

え、ずるい?ずるくない!w

*1:なお、私は今回も英語はほぼ話せませんでした。