今年もAdvent Calendarのシーズンが来ましたね。初日はRaspberry Piのやつです。昨年に続き自分で作りました。qiitaでも作られているのかどうかは知らん。
私からは今年の個人的・全体的Raspberry Pi振り返りを。
(UnicornHATの上にちょうど良くねんどろいどが乗るということに気づいた - あっきぃ日誌 より、桜ミク with Unicorn HAT。)
2月:キンコンチャイム
今年一発目の工作は人感センサーで人が検知されたらキンコンチャイムを鳴らすやつでした。リレーは食わず嫌いしていましたがついに使用したのがこれです。一式は会社のサーバールームで今も活用されています。
2月:Raspberry Pi 3リリース
2月末はリリースとかいろんなイベントをぶつけるRaspberry Piなんですが、今年はRaspberry Pi 3がリリースされましたね。
だいたいこういうのがリリースされる前は直前にいい感じの競合製品がいたりして、ラズパイ一辺倒だった私もPINE64(https://www.pine64.org/)たのしそうかなーって思ってた矢先にこれが出てきまして、結局ラズパイになっちゃうわけです。ずるいですねぇ(?)。
技適マークの位置で各所あーでもないこーでもない騒がれましたが、結局パッケージ・マニュアルに印刷が入るようになり、日本産RPi3ではついに本体に印刷が入りました。
4月:NetworkManagerだいすきー
久しぶりに引っ張り出したL-05AをNetworkManagerで使えるようにしました。
再接続気にしなくていいとか、あとはUSB_ModeSwitchをわりと真面目に調べたりもしました。んで、Ansible Playbookにしておいたのが今引っ越しが終わってインターネットだけ未開通の自宅で役立っています。やっててよかった。
あと、この記事を書いたあと、SORACOM SIMのSoftware Design付録記念ブログリレーをきゅうきょ任されることになり、この記事をベースにSORACOM向けにアレンジもしました。
4月:新カメラモジュールリリース
ディスコンになったOV5647カメラセンサーから、Sony IMX219カメラセンサーにチェンジした新しいカメラモジュールがリリースされました。価格やサイズなどに変化はなく、NoIRも健在。画素数は前よりも大きくなりました。
5月:Raspberry Pi Zero v1.3リリース
2015年の秋にリリースされて以降さっぱり買えず世界規模でピリピリしていたRaspberry Pi Zeroが5月にCSIポートを加えてリリースされました。
生産を続けて需要に応えるという宣言のとおり、このリリース以降は安定して購入ができるようになりました。現在もイギリスからの輸入&1オーダー1枚までの制限がありますが、間違いなく購入することができます。
いつの間にかOTGモードも追加されて、PiZeroの開発も快適になりました。
Raspberry Pi ZeroをUSBケーブル1本で遊ぶ | Japanese Raspberry Pi Users Group
8月:Micro Dot pHATで遊んでたらPimoroniの配信で取り上げられる
これは多分今年一番ぶったまげたと思う。
Micro Dot pHATと言う文字が流せるタイプのヒカリ物が発売されて、価格など気にせずポチってわいわいしていたのですが、コミケが近づいてたんで、ブースに出すにあたり「こくだランド」とか表示させるかーって言って作って、コミケ当日に写真をPimoroniのツイッターアカウントにメンションしてたんですよね。
そしたらそれをPimoroniの動画配信「Bilge Tank」で取り上げられてて、OSunC金沢の出発の準備しながら流し見してたら急に出てきて「ファッ!?」てなって。コメントしたら手振られるっていうねw
その後、太田さんがイギリスのRaspberry Pi出荷1000万台記念パーティに出席したときにも、PimoroniのPaulが私のことを喋っていたそうで、マ、マジかーってなりました。わはは。
9月:Raspberry Pi出荷1000万台突破
最初にリリースされたときに、こんなことになるなんて予想しなかったろうし、ましてやコミュニティとしてそれをraspi.jpで伝える立場に立つなんてことも考えてなかったわけですが、ほんと3年でこんなことになろうとは。すごいことですなあ。
9月:EbenにEjectの薄い本が渡る
太田さんのシワザ。
このときのリプライに「12月に行くから新作楽しみにしてる」ってついて、マジか!?って行っていたら、本当に来日が決まってしまい、11日にはBIG Raspberry JAM 2016 Tokyoとしてイベントが開催されます。どうしてこうなった。
10月:Raspberry Pi 2 v1.2リリース
大変地味なリリースでしたが、Raspberry Pi 2がマイナーアップデートして販売が再開されました。
変更点はSoCがBCM2837、つまりRaspberry Pi 3とおなじになったこと。ただし命令セットと消費電力は従来と同じで、無線LANもついていないというものです。
入手していないのでなんともいえませんが、もしかするとRPi3からできるようになったPXEブート/HDDブートもできるかも?みたいな期待はあります。多分買わないけど……。
11月:日本産Raspberry Pi 3リリース
RSが日本産のRaspberry Pi 3をリリースしました。
産業向けの品質管理が厳しいシーンでの利用を意識しているので、個人向けとしては「動けばどれもラズパイ3」と言った状況ですが、基板に技適の印字が入ったので、気にしてた人はチャンスかもしれないくらいの感じです。いやでも買い替えはさすがにしないか?
12月:Eben来日予定
まあ、なんだかんだ最新でかつ、これからのことですが、これが一番大きな話題になりそうです。11日のBIG JAMで一体どんなお話をしてくれるのか、楽しみですね。
……私もお話するんだったわ、がんばって資料書きます。はひい……ww