LT発表をしてきました。内容は、先日ブログにも書いたRaspberry Piのネットワークインストールの話です。
Stable手前のようですが、これで最後のBetaにしたいと言ったあとで1つ修正が出た(2022-03-10版)ので、もうちょっとですかね。
2022-03-10の修正は、LTでは触れなかったネットワークインストール関連のパラメーターのバグ修正なんですが、ネットワークインストールではダウンロードするイメージのホスト名・ポート・パスをカスタムできるようです(試せていない)。
例えば、ダウンロード速度がわりと遅いので、rpi-imagerのイメージをローカルとか近くにミラーしてそこを参照できるようにしたり、自分で作ったイメージをダウンロードさせたりできるようになるみたいです。普通の使い方ではそこのカスタムは不要でしょうが、教室向けとかには良さそうな機能のように思いました。
ネットワークインストールのカスタムは、EEPROMイメージに練り込むような感じで作るので、このあたりの手順でやる感じです。
なお、ここまで読んでもしネットワークブートに良さそうと思った人は、たぶんPXEブートのほうがおすすめです。ネットワークインストール機能は立ち上げにShiftキーの長押しが必要なので、ネットワークブートの要件とは合わないはずなので。ああでも、普段はPXEブートだけど、Shiftを押して起動したときはPXEブート先のNFSデータをリセットするみたいな仕掛けを作るとかは楽しそうな予感?
OSC
OSCに話を戻し、今回のOSC2022 Online/Springではちょっとサイトに手を入れて、長らく要望が多かった、セッション詳細ページで該当セッションが講演中なら配信ページのリンクを出す機能を実装しました。実際には配信の埋め込みもしてあります。
また、配信一覧ページでは、自動リロードを廃止しました。実装されていた理由だった「セミナー情報の更新」がJavaScriptで動的に更新できるように変更してあります。ソースコードにあるJSON取得先のURLはまあ好きに使ってもらって良いと思いますが、気まぐれでいじる可能性があるので、もし構造が変わったりしたら適宜察してください。CORSも気が向いたら許可しておこうかと思っています。
3/16追記
Stableに昇格したのでraspi-configでPi4 EEPROMのリリースチャネルをStableに変更すればネットワークインストーラー入りの最新版を適用できるようになりました。