前回のCM4と同サイズのIOボードですが、もちろんケースがないので、ほしければ自力で設計が必要です。ので、3Dプリンターで作ってみた話。
らくがきでアイデア出し。GPIOを使うことを考えるとCM4は下向きになりそう。IOボードにネジ穴はないので、ケースへの固定はCM4だけにして、IOボードの固定はコネクターのはめ込み頼りという想定でいくことに。CM4にはヒートシンクをつけたいので、そこにはスペースを確保しつつ、ケースの底にSoC大の穴を開けることにしました。
んでFusion360で作成。各種寸法はWaveShareのWikiとかを参照して、サイズやら穴やらを開けました。ケースのフタはどうするか迷いつつ、ケースの壁にM2.6のネジを無理やりけてみました。
フタ。ミクアイコンをSVG変換したものを配置してみましたが果たしてうまく出力されるのか🤔
そしてプリントをしに2ヶ月くらいぶりにオフィスへ。オフィスの玄関について、カードキーをサイスから出してしまっていたことに気づいて死にかけましたが、ぶちょうが気づいてぶちょう自身遊びがてらきてくれることになったので無事プリントできました。
前から使っていたフィラメントの劣化が進んでいるっぽく、チューブの中とかでパキパキに折れていたりしてなかなかアレなことになっていたので、新しいフィラメントを開けさせてもらうことに。今回からグリーンです。
というわけで、3時間くらいかかってプリント完了。
早速取り付けてみましたが……内部に余裕を持たせなかったのでかなりギチギチになってしまい、入れるのも出すのも大変な感じになってしまいました。これは帰宅後ルーターでカーブを削ったり紙ヤスリで内壁を削ったりしてある程度解消できましたが、Rev.2を作るときは少し余裕を持たせないとダメそうです。
CM4だけ入れてネジ止めまでした状態。
裏面。SoCの穴がいい感じ。周りの小穴は、どこかに縛り付けたり固定したりする時に使えたら便利かなと思ってつけただけのやつです。
フタは、残念ながらカメラポートとGPIOポートの位置にケースの壁の幅を足し忘れていて、きれいにずれていました……。GPIOポートの穴も寸法通りだとまだ小さいようなので、もう少し広げておきたいですね。そして、ミクアイコンは……かろうじてわからないこともないくらい。線が細すぎたかな。浮かせる方向ならもしかしたらいけたのかも?です。ネジ穴はM2.6の実際よりも小さめにプリントされていて、ねじ切りをするような感じになっていました。が、サイズに配置がギリギリすぎるっぽいので、こちらも要改善っぽいです。M2のネジにするとか……?
Pi 4Bと比較。コンパクトでPi4と同等の性能なのが本当にいい。あと、グリーンのフィラメントの色が良くて好き。昔この色のPi 1のケース持ってたなあと思い出すなど。
というわけで、今回は一発で成功ならず、でした。諸々修正して2回目を刷りにいきましょうかね〜〜。