Raspberry Pi Advent Calendar 25日目です。おかげさまで2年連続の完走となりました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
つぼさんは、こんどオジギソウの種を送りますね。mayukaさんはSecondlifeと音楽ストリーミングのお話をありがとうございました。arkw0さんはスキャナーの話で楽しそう〜と思っていたら、どうしてOrange Piの話をしてしまった……w。Orange Pi Zero LTSは調べた感じ技適がなさそうだったのですが、大丈夫なんでしょうか?🤔Orange Piのこと知らないので違ったらごめんなさい。
というわけで今日はシメにふさわしくない雑多な小ネタの寄せ集めです。
ラズパイインスパイア系ボードとCompute Module
Jeffの動画より、PINE64などのRockchip系ラズパイインスパイア系ボードが、Compute Module 4コンパチのモジュールボードを出しているようです。
ラズパイのフォームファクターをパクるのって大丈夫なのかなあと昔から各種インスパイアボードが出るたびに思ってるんですが、Compute Module 4もか……面の皮が厚いと言うかなんというか(?)。
紹介されたCM4パチボードは、ありがちな「Raspberry Piより高スペック!!!」がウリのようですが、同じくありがちな「情報不足」「手薄なソフトウェアサポート」「コミュニティの小ささ」もいつもどおりっぽく、コメントもそのへんが嘆かれていたので、まあ所詮インスパイア系と言った感想でした。
しかし、コミケの新刊のコピー誌でも言及していますが、CM4は現状ほぼ全く入手できないのがつらいところです。技適もまだですし。RAMたっぷりのCM4が欲しいよお〜。
サージ問題再び
私の前回のブログの続き。
サージ対応ができたので箱に固定しました。電源も雑にユニバーサル基板にごにょっとしたものを取り付けました。
が、固定した途端、サージ問題が再発しました。コインセレクターの前でカチャカチャするだけでお支払い完了してしまう……。うーんなんか持っていくか悩ましいなあ。
嘆いていても仕方ないので、コードの整理と、必要な部分の実装を進めています。今回は新刊が単品購入不可なので、それだけ選んだ時に購入に進めない機能、購入完了時にCSVに売上を記録する機能、レシートのコードの組み込み中で日付が変わりました。
残作業はレシート印字、現金支払のUI実装、カード払いのUI実装です。やることがまだ多い。。
リレータッチボードであそんでみた
カレンダーに穴が空いたときに代打できるようにストックしていた記事を放流。スイッチサイエンスのリレータッチボードなるおもちゃであそんでみました。
スマートフォンなどの画面をタッチすることができるボードです。スマートフォンの画面にボードを置いた状態でリレーをONにするとボードを置いた位置を指でタッチした状態として認識されます。
要するに、スマホを指でタッチしているやつをRaspberry Piとか何かしらの電子工作にやらせられるモノ、らしいです。絶対楽しい。というわけで、先日のRTCモジュール購入の時に合わせ買いしていました。
配線は適当にメスのピンヘッダケーブルを3本用意して、5V、GND、ENのそれぞれにはんだ付けします。Raspberry Piへの配線は、5VとGNDは普通に電源ピンに差し込み、ENはGPIO17あたりに接続します。
あとはLチカの要領でオンオフしてあげればOKなので、bashで適当に書いてしまいます。
#!/bin/bash if [ ! -f /sys/class/gpio/gpio17/direction ] ; then echo "17" | sudo tee /sys/class/gpio/export > /dev/null echo "out" | sudo tee /sys/class/gpio/gpio17/direction > /dev/null fi while true do echo 1 | sudo tee /sys/class/gpio/gpio17/value > /dev/null sleep 0.5 echo 0 | sudo tee /sys/class/gpio/gpio17/value > /dev/null sleep 0.2 done
画面へのモジュール貼り付けは両面テープで、とのことですが、ちょっと面倒かなーと思い、ひっつき虫を採用してみました。これならはがすのは簡単です。
画面タッチは……そうですね。ひとまずPokemon Goのトレーニングを自動化でもしてみましょう。
ちゃんとタッチできていそうです。乗っかっているのはリレーなので、オンオフのたびに「カチッカチッ」という機械音がするのがかわいいですね。ポケモンの仕様的な問題かもしれませんが、たまにタッチができなくなってしまうので貼り直しが必要になるみたいです。
タッチができると次はスワイプとか複雑な動作もさせてみたくなりますが、そうするとXY軸で動くプロッター?的な物が必要になるのかな?とおもうとなんか大掛かりになりそうですね。実用的な使い所を見つけるのは難しいかもしれませんが、ネタで遊んでみるにはアリなボードでした。やはり、スイッチサイエンスさんの動画にあるとおりクッキークリッカー…なのかも?w
Raspberry Pi OS Bullseye Desktopの初期セットアップをちゃんとやると日本語入力環境が揃う
Raspberry Pi OS Bullseyeでは、デスクトップ版の初期設定ウィザードをちゃんとやると日本語フォント(fonts-vlgothicとfonts-mplus)とfcitx-mozcがインストールされるようになりました。
ちゃんとってなんだよって話ですが、要点をまとめるとこうです。
- 言語設定で日本語を設定する
- ネットワークにつなぐ(有線か、ウィザード中で無線の設定をする)
- アップデートをスキップせずに実行する
アップデートをスキップしたあとは、再実行しても入らなくなるっぽいので、気づかないとタイミングを逃しますが、以下のコマンドで同等にできます。
sudo apt install fonts-vlgothic fonts-mplus fcitx-mozc
BullseyeとHDMI節電
前に書いたこれの続き。
Bullseyeではディスプレイ周りがKMSに移行したため、HDMIサービスをオフをするための/opt/vc/bin/tvserviceコマンドがそのままでは使えなくなりました。tvserviceコマンド自体は/usr/bin/tvserviceに移動したため、tvserviceと打つだけでよくなりましたが、HDMIをオフにするには、KMSを無効化して以前のシステムに戻す必要があります。
$ sudo vi /boot/config.txt # Enable DRM VC4 V3D driver #dtoverlay=vc4-kms-v3d ↑これをコメントアウト $ sudo reboot (再起動後) $ tvservice -o Powering off HDMI
一応、Bullseyeでも上記の手順で節電効果は引き続きありそうでした。いつまで使える方法かは不明ですが、KMSを切ってしまうのはアリかなと思っています。
薄い本剃ったあとで気づいてしまったので、パッチを挟み込まないといけませんね……。