Raspberry Pi Advent Calendar 2020の6日目です。
5日目はomasanoriさんのRISC OS Openを知ってほしいという話でした。Raspberry Pi公式サイトでもその他のOSとして初期から紹介されていたのですが、最近のページリニューアルで消えてしまったようです。悲しい。
ところで
Raspberry Pi OSの新バージョンがリリースされました。
サウンド周りがPulseAudioに移行しているようで、音楽周りでRaspberry Piを使っている方はちょっと注意が必要かもしれません。
Chromiumでのビデオ再生のハードウェアアクセラレーションがいよいよ搭載されました。また、Google Meet、Microsoft Teams、Zoom向けの調整も進んだとのことで、テレカンもRaspberry Piで快適にできるそうです。
印刷周りのサポートが増えたようです。ただ、Raspberry Piに限らず家で印刷をすることが少ないので、需要のほどは不明ですが……。
その他、視覚障害がある人向けの機能改善や、raspi-configのオプション追加が含まれます。raspi-configについてはすでにapt upgradeで最新が降ってきていたので、ブログでもいくつかふれていますが、GUI版の設定画面もファン設定(私のプルリクの後で増えた)以外は日本語でいい感じに表示されるでしょう。
MicroSDカード壊れる
トイレサイネージにはAliExpressあたりで買った中華MicroSDを使用していたのですが、トイレでは照明の電源オンオフと連動して雑に電源が落ちる仕様のため、それに耐えられないせいか、ファイルシステムが頻繁に壊れていました。
2回ほど再セットアップしたところで心が折れて、Samsung EVOに取り替えて以降は、急な電源オフでも耐えられるようになったようです。有名メーカーのMicroSDカードは優秀ということですかね。
機材変更
今年はOSCでの展示機会が0になり、展示機材が全部寝てしまっているため、展示に使っている機材を贅沢にもトイレサイネージに投入しました。
前はPi 3BとAdafruitの初代PiTFTでしたが、Pi 3A+とPimoroniのHyperPixel Hyper Square Touchに変更。画面サイズは2.4インチから4インチに、解像度も320x240から720x720と、大きくなりました。
文字や画像が鮮明になって読みやすくなりました。gedanさんのおはようお姉さんもきれいに見られます。タッチすると画像だけ表示モードにできるようにしました。
相変わらずHTMLなので、ここから見ることができます。
Kokuda Portal for HyperPixel 4 Square
Pi 3A+を採用すると、USBポートやLANポートのためにディスプレイモジュールにBooster Headerを挟まなくて良くなるので、薄く仕上げることができました。一方で、Pi 3A+のRAM512MBがやや厳しいのか、起動直後はWebフォントの読み込みにもたつくときがあります。単にPi 3BではなかったのでRAMかなあという雑な推測です。それほど気になるものでもないので無視しています。
長時間稼働するとChromiumがアップデートに失敗したみたいなメッセージが出る
これも無視を続けている現象ですが、トイレの電気を消し忘れて長時間サイネージが稼働していると、Chromiumが自動アップデートをしようとするらしく、失敗したというダイアログが表示されます。debパッケージで入っているものでアップデートできないのに、何をしてくれるんや。
ってブログに書くくらいなら調べろと思ったので、ググったら出てきました。2種類ほど対策方法があるそうなので、両方つっこんでおきました。
トイレサイネージは良い
夜中に目がさめてトイレに入った時、ボゲーっとしながらニュースを見ておおってなったりするのでわりとアリです。あと、おはようお姉さんは目の保養。