ちょいまえにGIGAZINEあたりで話題になってた、Raspberry PiでリモートKVMをつくるプロジェクトをお試ししてみたので雑レポートです。
Tiny Pilotとは
サーバーでいうところのHPEのiLOとかDellのiDRACについているリモートKVM機能を、Raspberry Piで安価に実装しちゃうぞーというプロジェクトです。サーバーではこの辺の機能は有償オプションだったりしますし、サーバーラックのKVM切り替えスイッチがこの機能を持っている場合もありますがまあやはりそれ相応だったりするので、ラズピッピでできてしまうと安上がりだぜヒャッハーという感じです。なるほど素敵やん。
どうやってるの
あまり詳しく見てないのでアレですが、キーボード・マウス部分はRaspberry PiのOTG機能を使用しているようです。OTG機能はPi ZeroやModel Aで使えるものでしたが、Pi 4では電源ポートであるUSB-CコネクターがOTGが利用できるようになっています。Tiny PilotではPi4を前提としているようです。
USBのHDMIキャプチャドングルの調達
そもそもあんまり興味を持っていなかったのですが、丼の方面で何故かドヤられて、やったらあ!!となったのでやることにしました。
ラズピッピはそのへんに転がっているので良いのですが、USBのHDMIキャプチャドングルは持っていなかったので調達が必要です。Amazonで2,000円くらいでポチれるらしかったのですが、ここはeBayのクソ安いやつに手を出しました。877円です。Linuxで使えるとは書いてないのですが、Androidはサポートしていて、UVC準拠らしいので、まあ多分使えるでしょうくらいの雑な推測でポチりました。結果的には動きました。
購入したリンクを張りますが、そのうちリンク切れになると思うので、HDMI USB Captureとかで検索すればまたなにか出てくるんじゃないかと思います(そいつが使えるとは言っていない)。
数週間もすると、例の謎の種でも入ってるのかな?みたいな袋で到着します(ちょうどそういうのが話題だった頃に届きました)。でもこれ台湾からか。
パッケージ。
そして本体。
早速ラズピッピにぶっさしてデバイスの確認です。うーん、名前がないけどまあ認識していそうです。
pi@raspberrypi:~ $ lsusb Bus 001 Device 004: ID 534d:2109
なんかカメラを使えるソフト…と考えて、ラズピッピでChromiumを起動してJitsiでWebミーティングを開き、キャプチャデバイスを使用したところ。ラズピッピでラズピッピをキャプチャして送信している状態です。ちゃんと使えていますね。しかも、それを別のPCから問題なく見られたので、ラズピッピでJitsiに参加できることもわかりました。ぱねえな。