あっきぃ日誌

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Pimoroniのキーボード組み立てキットKeybowをポチったはなし

先月の話ですがPimoroniからKeybow Mini Mechanical Keyboard Kitが発売されました。

Linear (quiet) keys Keybow Mini Mechanical Keyboard Kit – Pimoroni

3x4のテンキー的な配列の12キー搭載されたキーボードで、Kailhのクリック軸(クリア金)かリニア軸(クリア銀)を選べます。自作キーボードの界隈ではPro Microが一般的ですが、ここはPimoroni、コントローラーにRaspberry Pi Zero WHを使用しています。もちろんPiZeroWHもKitに含まれているので、ポチった時点であなたのラズパイ所有台数がインクリメントされます。Kitの価格は49.98英ポンド。現地税込み価格なのでそれを引いて送料をいれて5000円ちょいといったところです。

私はリニア軸の方でポチりました(呼吸をするように購入報告)。29日には届いていたのですが、コミケと除夜のEject戸でバタバタになっていたので年始に組み立てました。

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組み立てははんだ付け無しで簡単にできるようになっていて、キースイッチも基板に実装されたKailhのピンソケットに差し込むだけというお手軽具合。後で気が変わっても簡単にキースイッチを交換できそうです。組立方法自体はPimoroniのページを見ると良いでしょう。

Assembling Keybow - Pimoroni Yarr-niversity

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さて、興味深いのはキーボードの制御に使うOS。Keybow用にRaspbianベースのOSが用意されていますが、RAMディスクに読み込むようになっていてインストールサイズは最小になっています。MicroSDの作り方も、SDカードフォーマッタでフォーマットしてから普段の/boot相当なファイル群を放り込むだけ。起動時にinitrdファイルまで読み込んだあとはSDカードにほぼアクセスのない超軽量Raspbianになるので、新たな可能性(?)を見たような気がしました。PiZeroをキーボードに見せるためにはOTGモードのg_multiを使用する?ようですが、HIDデバイスに見せる部分はKeybow用に作成したようです。チラ見程度なのでちがうかも。ともかく、起動自体はRaspbianなので、Pro Microに比べると起動は遅いのですが、普通のRaspbianよりは気持ち早い気がします。

で、先に中身をほじくってしまいましたが、キーの割当てのカスタマイズはkeys.luaもしくはlayouts以下のluaスクリプトで、LEDの光り方のカスタマイズはPNG画像(default.png)でできるようになっているようで、この辺は手軽にいじれそうです。デフォルトではテンキーとして使えます。

とりあえず、mikutterのクソプラグイン呼び出し装置にでもして遊んでみましょうかね?w