先々週のCD-ROMドライブの軽量化で、軽量になったCD-ROMドライブにRaspberry Piを詰め込んでみました。
一見するとただのドライブですが、
コマンドでトレイ開閉できるようになっています。
中身は試行錯誤の結果、こうなりました。
しかし、これだとただのドライブ過ぎてよくわからなかったので、てっぺんのフタをプラ版に変えてRaspberry Piが入ってるアピールすることにしました。
さて、使用した部材は以下のとおりです。
2.5インチSATA-USB変換からSATAコネクタを撤去します。ニッパでコネクタを破壊した後、はんだを溶かして金属部を取り除きます。最後に汚れを拭いてできあがり。
SATAケーブルはコネクタ部を切り落として適当な長さを用意し、芯を出します。2.5インチSATA-USB変換のデータ用のパターンに通してはんだ付けします。ドライブ側も同様にはんだづけして接続します。
ドライブ側のコネクタは全部破壊すると電源供給で困るので、データ用のコネクタだけをうまく取り除く必要があります。また、ドライブのプラ枠をSATAケーブルの分だけホットナイフで切り取りました。
Raspberry Piの電源供給はドライブからとりますが、USB接続だとケーブルのコネクタで場所がとられてしまい、ドライブ内に収まらなくなってしまうため、GPIOの5Vピンに接続するようにします。写真ではRaspberry Pi側のピンに細工をしてコンパクトに収めていますが、これは折れてしまったので、後に普通のジャンパピンに付け直しています。あとSATAケーブルも試作状態ですね。新しい写真は撮り忘れてました。
というわけで、だいたいこんなかんじでできあがりました。
課題は細かく色々残っていて、SATA-USB変換との接続に使ったUSBケーブルが緩くて、Raspberry PiとCD-ROMドライブの接続が不安定とか、中の固定方法が養生テープで恒久的じゃないとか、まあそんな感じです。おいおいどうにかしてみたいですが底までまじめに作るものだったかな?っていうのもなきにしもあらずです。世俗の安定性だけはどうにかします、はい……。
というわけで、完成品とか苦労話みたいなのはOSC2014 Kansai@Kyotoにて発表予定です。LTは参加者が多すぎて私は辞退しましたので、代わりに東海道らぐのセッション内と、できれば懇親会LT内でも発表できればと思っています。