新作といえば新作なんでしょうけどベース部分しかできてないのでこれで何をするのかはわからんと言う話。
いままでのEjectコマンド工作ではドライブを正しい置き方(トレイを出したときに素直にディスクがおける向きといえば良いですかね)にして使ってきましたが、海外で時折出てくるCD-ROMドライブを使った工作の中で、そうではないやつがありました。
cdteaはたまになんかのDIYっぽい記事ででてくるので御存知の方も多いのではないでしょうか。この工作はドライブが垂直方向にEjectすることでティーバッグをカップから出し入れできるというものです。
この工作は電子工作的にトレイ開閉を行っているため、GitHubを見ながら何かしら回路とかなにかを作る必要があるようです。そのおかげか、電源ケーブルの接続が不要になってドライブがそのまま直立しています。ドライブの横にブレッドボードやらケーブルやらが見えているので、ドライブの底面のフタを外してあるんじゃないかと思います。んーなんかずるいな。
では、このドライブを"あくまでEjectコマンド工作でやる"にはどうすれば良いでしょう。IDE(SATA)-USB変換ケーブルと電源ケーブルを使ってejectコマンドを叩く場合です。あるいはRaspberry Pi内蔵ドライブで電源ケーブルをつなぐだけでもいいです。正規のインターフェイスで電源とか制御とかをアレしながら同じことをしたいわけです。
まあスタンドを作れば良さそうというアイデアは半年くらいぼんやりと考えつつ寝かせてたのですが、今週めた先輩からML110とかML115に入っていた懐かしのIDEドライブTS-H192をもらったのでそろそろ作ろうと思いたち、仕事中に唐突に作り始めました。
雑に落書きをして、ダンボール捨て場からダンボールを拾ってきておもむろにカッターでザクザク切り取ってドライブに差し込みます。高さは変換アダプターと同じくらいあれば良いでしょう。USB変換ケーブルがある方はケーブルを通すための切り欠きをつけてみました。
試しに立ててみます。立つけどこれ、横に倒れて危ないやつだ。
なので、切り取ったダンボール自体がまず自立できるように加工しました。写真左側のほうがキチンはまるので良い切り方。右のは失敗したのでのちに作り直しました。
改めて立ててみます。うむいい感じ。ケーブルの配線もバッチリ。
ところでTS-H192はこの向きでEjectしようとすると、内部のレーザーユニットがこの向きを想定していないのか引っかかってEjectできませんでした。レーザーユニットを抜いたらEjectできるようになったので、ドライブによってはそのくらいの改造は必要かもしれません。ドライバー一本で5分もあればできますけど。
OSCで全国を飛び回るEjectZeroなら中身撤去済みで垂直方向もバッチリですしリモートからEjectできるのでこれに切り替えて、冒頭のcdteaをやってみます。マドラーにティーバッグをちょうどいい高さでくくりつけて、マドラーをベゼルに貼り付けます。
ほんでトレイクローズ。
開け閉めしてティーバッグをじゃぶじゃぶしていたら、くくりつけていたヒモが外れてしまったのでセロハンテープで貼り直しましたが、悪くはなさそうです。あと強いて言えばベゼルにものを貼り付けるのが難しいのでなんとかしたい。動画?撮るの忘れたよ。
中身を抜いたあとのTS-H192で動かしたやつで我慢してね。
最新の状態は、もう1セット同じものを作って2枚1組にして、強度を稼ぐ方向にしてみました。これ、最終的にはアクリル板を組み合わせるとか3Dプリンターで出すとかするとそれっぽいんでしょうけど、そこまでする必要性もないですし、Nintendo Laboみたいなのもある昨今、ダンボール工作でカッターとペンでサクッと作ってもいいんじゃないでしょうかねって思いました。
それより、これでどんな展示やろうかね。せっかくだし来週末のOSC沖縄でなんかやりたいわね。