あっきぃ日誌

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自称高速USBメモリを買ってラズピッピ環境作ろうとしたら爆死した回

USB SSDで爆速ラズピッピ環境を用意はしているものの、もっと常時持ち歩きしやすいバージョンも欲しくなって、Amazonで色々眺めた結果SanDiskのリード最大395MB/s、ライト最大100MB/s出るらしいUSBメモリを2000円ほどで買ってみました。

パッケージはかなりシンプル。

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とりあえずこのはシールでデコってみました。

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レビューを見るとすでにCrystalDiskMarkベンチマークした結果が載っていて、その時点では気にしていませんでしたが、自分でも取得したところでランダム性能が普通のUSBメモリと大差ないことにちょっと心配になりました。

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ま、まあまあ。それでもラズピッピ的には問題ないかもしれないのでOSを焼いていきましょう。ddはシーケンシャルライトなのでちゃんと爆速です。

んで起動。……おや、起動がめちゃくちゃ遅い?書き込みに失敗したかと思って再度焼き直しても変わらず。Raspberry Pi 4のUSB3.0ポートに差し込んで起動してから2〜3分放置してやっとデスクトップ起動する時点でもうおかしいですね。初期設定ウィザードを進めてみましたが、やはり何をやってもSDカードでやってるよりもだいぶ待たされます。

lsusb -tで使われているドライバーが見られるとのことだったので確認。あー、やはりというか、ここは当たり前ですがuasにはならないです。そして、なぜか480Mbps扱いというところで椅子から転げ落ちました。

pi@raspberrypi:~ $ lsusb -t
/:  Bus 02.Port 1: Dev 1, Class=root_hub, Driver=xhci_hcd/4p, 5000M
/:  Bus 01.Port 1: Dev 1, Class=root_hub, Driver=xhci_hcd/1p, 480M
    |__ Port 1: Dev 2, If 0, Class=Hub, Driver=hub/4p, 480M
        |__ Port 1: Dev 3, If 0, Class=Mass Storage, Driver=usb-storage, 480M
        |__ Port 3: Dev 4, If 0, Class=Human Interface Device, Driver=usbhid, 12M
        |__ Port 3: Dev 4, If 1, Class=Human Interface Device, Driver=usbhid, 12M

一応切り分けとして、USB SSDから起動したRaspberry Pi 4に差し込んでlsusb -tをすると5000M扱いになっていました。usb-storageドライバーだと480Mbps扱いになる……?と思い、昔から持ってるUSB3.0メモリで起動テストをしましたが5000Mbps扱いで起動しましたし、動作もまあ普通でした。うーん??🤔

ブートに使うと480Mbps扱いになる点が非常に引っかかりますが、イメージの焼き方が違うわけでなく、ブートディスクとして使わなければちゃんと5Gbpsになるので、Raspberry Piとの相性問題がなにかしら出ているように思いました。多分、ランダム性能よりはこの480Mbps問題が原因のような気がしています。どっちもだめかも知れないですけど。

新年早々2000円もしたのに衝撃のゴミUSBメモリをつかんでしまい、しかも信頼と実績のSanDiskがこれだったことに絶望しています……。私がなにかの手順を間違っていたとかであってほしいので違ってたら優しく声をかけてください……。しょうがないのでただのデータUSBメモリとして使うことにしますが、それだと特に用事がないし、500円くらいの雑なやつが3本は買えてたなと思うとちょっと切ないですね。

まあ、今持ってるUSB SSDを持ち歩けというのが正解だったっぽいです。こいつに直接USB-A端子がついててスライド式だったら良かったんですけどね。

現行機がまさにそれですが、さすがにいいお値段すぎるので悩ましいところです。あと贅沢を言うと見た目がごつすぎるのがちょっと。

おわり。