こんにちは、Pimoroniの新製品に飛びつき太郎丸です。今日の飛びつきは、7色の出力に対応した電子ペーパーモジュールの「Inky Impression」です。
Inky Impression (7 colour ePaper/eInk/EPD)shop.pimoroni.com
E Ink Gallery Palette(TM) 4000 ePaperを採用した、5.7インチ600x448のモジュールだそうです。ちなみに同じ電子ペーパーを採用したモジュールはWaveShareからも出ていました。今まで私が触ってきた電子ペーパーの中では最もデカいのですが、なにより強いのが7色対応という点。これまでは白黒、白黒赤、白黒黄の2〜3色だったのが、青・緑・オレンジも表現できるようになって7色という超強いやつです。
お値段は……忘れたほうがいいこともあるよね?……64GBP、クレジットカード払いで9,218円(1GBP約144円)でした。クゥゥ思い出させやがって!
開梱
さすがデザインにこだわるPimoroni、ついに梱包のクラフトテープまでオリジナルデザインになっていました。かわいいやん……!
パッケージはこんな感じ。中身の電子ペーパーはペーパーといいつつガラス製なので、梱包は厳重です。
開封すると、Booster Headerと、Raspberry Pi本体との固定に使うナットとネジが入っています。
本体
そして本体!デフォルトの画像が電子ペーパーヴァエするチョイスで良いですね。下にはカラーパターンがあります。
基板。コチラも相変わらずおしゃれです。左下には3.3V/5V電源、GND、I2C、GPIO4、SPIが使えるピンソケットが用意されています。3V3〜GNDまでの配置はRaspberry Piの並びと同様なので、BreakoutGardenとも互換です。また、右側には4つのボタンが用意されているので、ボタンごとに表示するプログラムを変えて使い分けるような使い方ができそうです。
5.7インチともなると、通常サイズのRaspberry Piを載せてもこの通りになってしまいます。いやデケえ〜。
動かす
ライブラリとサンプルスクリプトは製品ページにコピペするだけで行けるシェルスクリプトが用意されていましたが、Pi4で動かしたらサポートされていない?と出てきたので、Githubのリポジトリの手順でpip3コマンドからライブラリをインストールして、あとはリポジトリをcloneして適宜examples/7colorに入ってるサンプルをつついて遊びます。
わかりやすいのは、stripes.pyとimage.pyあたりでした。stripes.pyは出力可能な色を並べるサンプル、image.pyは好きな画像をいい感じに減色して表示するツールです。ただし、画像はあらかじめ640x448にリサイズしておく必要があります。
stripes.pyの出力結果。オレンジ、黄色、赤、青、緑、白、黒の7色の模様。オレンジなんだ……?紫あたりが出ると虹色になるんですけどね。ちなみにこの7色をACeP (Advanced Color ePaper)と言うそうな。
エアコミケのエアコスプレコラ画像。思ったよりも表現できていてすごい。
動画で。製品ページにもありますが、書き換えには15秒くらいかかります。