わたしがKSYでぽちったRaspberry Pi 4が届きました。中一日かかったようです。郵便局がパンクした?w
パッケージに技適番号確認。ありがたや。
表面。特にコメントなし。
裏面が日本人にとって本番で、こちらに技適の番号の印字が入りました。ちなみにGPIOポート付近には別の国の認証が印字されています。日本同様に解禁となった国が他に4カ国いたということです。写真は技適が入る前のやつとの比較。
ロジャーありがとう!
USB Type-C電源問題の件
今回の基板に技適印字が入ってるRaspberry Pi 4は、USB Type-Cの電源問題(eMaker内蔵ケーブルが使えない件)が修正されています。
/proc/cpuinfoで、Revisionがc03112、Modelが「Raspberry Pi 4 Model B Rev 1.2」のものが修正済みです。日本で発売された技適印字入りがこれです。
$ cat /proc/cpuinfo (技適印字なしのほう) Revision : c03111 Serial : 略 Model : Raspberry Pi 4 Model B Rev 1.1 (技適印字ありのほう) Revision : c03112 Serial : 略 Model : Raspberry Pi 4 Model B Rev 1.2
物理的な確認方法は、MicroSDスロットの「MI」の文字の上にチップがいるやつがRev 1.2です。
というわけで、日本で買うと技適もあるし電源もケーブルを気にしなくて良い感じになれます。海外のは旧リビジョンの在庫がなくなり次第なんじゃないかな〜と思っています。
待ってた人にはいいことありましたね。めでたし。
ファームウェアの件
Raspberry Pi 4からはEEPROMとVL805チップにファームウェアアップデートの概念があります。使い方とかは以下のドキュメントを参照してください。
とはいえ、「sudo apt install rpi-eeprom」しておけば、起動時に自動でファームウェアのバージョンアップをしてくれるようになっています。
出荷時のファームウェアバージョンを確認したところ、EEPROMは初期の次のバージョン、VL805は初期バージョンでした。
$ sudo rpi-eeprom-update *** UPDATE REQUIRED *** BOOTLOADER: update required CURRENT: 2019年 7月 15日 月曜日 12:59:55 UTC (1563195595) LATEST: 2019年 9月 10日 火曜日 10:41:50 UTC (1568112110) VL805: update required CURRENT: 00013701 LATEST: 000137ab
上げるかどうかはお好みで、という感じになりますが、EEPROMに関しては、今後PXEブートやUSBストレージブートに正式対応したときに、その機能を使いたい人はアップデートが必要になるでしょう。ちなみにPXEブートはベータリリース(現在は2019-11-18リリースがRC1扱い)の状態です。
VL805はVIA製のPCIe接続のUSBチップです。初期ファームウェアは発熱が問題視されて、そのあたりを改善したファームウェアが000137abになります。パッと出てこないのでアレですが、フォーラムあたりでやり取りが見られます。多分少し消費電力(300mAくらい)と発熱が落ちます。出荷時に最新が使われていないのはよくわからないですが、それでもいいということなのかもしれません。余談ですがVL805を剥がしてUSBポートを失う代わりにPCIeデバイスがつなぐ改造がしているブログが海外で見られます。エクストリームすぎる。