Raspberry Pi Pico Wがいよいよ日本でも販売を開始しました。昨年6月末にリリースされてから9ヶ月待たされましたね……。
暗箱にぶち込んだり180日の特例申請をしたりすれば使えはしましたが、わたしはわりと律儀に待っていたので、これから色々実装です。
なお、Pico W関連の近況としては、先月上旬に公式のSDKにBluetooth対応が入ったことと、同じく先月上旬にPico Wのサポートが追加されたCircuitPython8.0.0がリリースされたことが挙げられます。よって、PicoWで色々本格的に遊べる環境が整ったのもわりと最近だったりします。
ひとまず3つポチった
スイッチサイエンスさんで上限いっぱいの3つ分をポチって、2日で到着。ありがとうございます!OSCの展示に間に合わせられそう〜!技適表示はリールパッケージの上という、またなんとも微妙なところに……。パッケージが捨てられなくなるじゃん。フィルムだけ保管でも良い?
んで早速実装まつり。1つは自作のuHAT Porter Picoに実装しました。が、何に使おうとしてたんだっけ。忘れたのでちょっとOSC向けに考えます。
もう1つはピンヘッダーを実装。いつものカラーGPIOを気合で自力実装しました。
あと1つは一旦そのままとして、ひとまず全部にCircuitPythonをつっこんでおきました。
CircuitPython8ことはじめ
CircuitPython8では、settings.tomlという概念が追加されて、ここにWi-Fiの設定を入れるとosモジュールから参照できたり、Web Workflowsが有効になったりします。
https://docs.circuitpython.org/en/latest/docs/workflows.html#web
というのを知らずに、まずはチュートリアル通りに設定したら、なんか出てきてビビりました。
```
CIRCUITPY_WIFI_SSID="<無線AP>" CIRCUITPY_WIFI_PASSWORD="<無線APのパスフレーズ>" CIRCUITPY_WEB_API_PASSWORD="<Web Workflows>" CIRCUITPY_WEB_API_PORT=8080
```
このあとcode.pyに上記チュートリアルにある無線接続テストのスクリプトを書き込んで動かすとIPアドレスが表示されます。で、http://IPアドレス:CIRCUITPY_WEB_API_PORTにアクセスすると、Web Workflowsが表示されます。
Web Workflowsには、ファイルの管理、コードエディタ、Webシリアルコンソールが搭載されており、だいぶリッチな感じになっています。シリアルコンソールもscreenコマンドとかを使えば良いと言う見方もありますが、ブラウザで見られるとやはり便利なのでアリっぽいですね。
ファイル管理。昔のFTPアップローダーみたいな感じ(ジジイ並感)
コードエディタ。こちらもファイルを開いたり保存したり実行したりできる便利ものでした。
後述のシリアルコンソールと別のコンソール機能もあります。
そしてだいぶこざっぱりしたシリアルコンソール機能。表示の折返しもカーソル移動もサポートなし。
なにやるだ?
ひとまずはWebから情報を拾ってディスプレイモノに表示したり、HTTPサーバーにしてみたりを想像しています。
あと、NTPで時刻を取得するのもわりとだいじなので、これもほぼ必須的な感じがしますね。
というわけで、これからいろいろ実装ですが、まあ実は事前に普通のPicoで作れるところは作ったり下調べ済みだったりしているので、すぐにいくつかネタを発表できる予定です。おたのしみに。