2021年にKENT WEBのYY-BBSを建てて遊びました。懐かしすぎんだろ。
YY-BOARD : KENT-WEB CGI/Perl フリーソフト
設置
Ubuntu 20.04上に設置しました。Apacheの設定は適宜やりました(ブログすることを想定せず雑にやったのでもう忘れた)。
ダウンロードしたzipをサーバーにscp(rsync?なんのことですか)して展開してパーミッションを適宜設定します。各cgiファイルの1行目、Shebangに書かれたPerlのパスを#!/usr/local/bin/perlから#!/usr/bin/perlに直します。今どきのLinuxで/usr/local/bin/perlである可能性は果たしてどのくらいあるのだろう🤔
さてこれで動くかと思ったら動かず。改行コードがCRLFになっているので、Shebangの解釈でエラーを起こしていました。最低限CGIファイルの改行コードをLFに直せば動きました。これ、Windowsで作業したあとにFFFTPとかのFTPクライアントでアップロードしてそのときに改行コード変換されることを想定した昔の作りか……と懐かしい気持ちになりました。
わかったこと
アカウントという概念がないのでなりすましし放題
掲示板にはアカウントの概念がないため、個人の特定は「お名前」くらいでしかできず、自身のアイコンを固定で設定することも管理人(optional)以外できません。
アイコン設定にSMHN界隈のオタクアイコンを投入したところ、興味深いことにすぐになりすましが発生しました。
昔はそのようなことはほとんど起きていなかった記憶があるので(場所によるかもしれないけど)、たった1時間弱でこの点が判明したということは現代のインターネットがどれほど治安が悪いものかがわかります。
ジジイはキリ番ゲット報告ではなく暗証キーの使い方であぶり出される
気にしていませんでしたが、掲示板にはデフォルト設定でカウンターが搭載されていました。掲示板で昔のインターネット仕草をしていたらキリ番報告という話が出てきて懐かしくなりました。キリ番ゲットは有名な昔のインターネットの文化なので、若者でもなんとなく知っていてキャッキャできます。
ただし暗証キーは若者にはわからなかったらしく、あひるさんはなりすまし防止機能と思ったとのことでした。さすが若者。
さてなんの機能かわかるでしょうか?
ユーザビリティがなつかしめ
クソ懐かしな掲示板の話題をしていますが、2019年にレスポンシブ対応されたらしく、スマホでも使えます。ただしURLなど長い文字列が来ると折り返しできず飛び出したりするようではありますが。
ただし全体的にモダン化されているかといわれるとそうでもなく、例えばあひるさんから画像認証にautocomplete="off"がほしいとかいう話題が出ましたが、そういうのは昔のHTMLにはなかったのよ。もっと言えばtype="number"にすれば入力楽だし、メールアドレスもemailにできるしね。
また、アイコンを追加するときに画像をリサイズせずに投入したらそのままの画像がでてきてデザインが崩壊しかけました。いくつかはリサイズしましたが、その後はCSSにmax-widthとmax-heightを入れてごまかしたりしました。昔のインターネットは速度や料金の面で転送量に気を配る必要があったので、画像がリサイズされていて当たり前だったのです。むしろ今のインターネットでもリサイズしておけば軽快に開けるのでやっといたほうがいいのはかわりありません。でもさすがにGIFまではやらないなあ(添付の動物アイコンがGIFだった)。
お、アイコン一覧画面が崩壊したままだった。
ふぁぼもRTもない
返信するまでもないけどリアクションをするという概念は少なくともYY-BBSにはありません(高機能なBBSにはあったような気もちょっとしてますが)。そしてRTもありません。コミュニケーションするにはリプライで会話するしかありません。
そもそも今日なんでBBS立ててみたのかって言うと、これを見たからだった。リプライの解釈すら今は違う可能性があることに驚いたと言うかなんというか。
おわり
オチなし。