ちょっと前にRaspberry Pi Zero Wの技適番号が確認されて、ようやく日本国内でも安心して購入できるようになりました。
シール貼付対応になっているものの他に、海外では基板に直接印刷されたものも同時に流通し始めています。実はPiZeroWは技適番号の他にCEマークでもちょっとしたミスがあり、技適番号と同時にそれが修正されています([ CEマーク - Wikipedia ]を参照)。これが理由ではないのですが、国内では例によってユーザーが殺到しておりサーバーが落ちていたりして大変そうだったので、Pimoroniからぽっちりしました。22台目っぽくてどうしたもんやら。でも展示用には常に不足しているので余してはいないんですよね。おかしい。
さて、技適の諸々が印刷されたバージョンはこんな感じでした。FCC ID(アメリカの技適みたいなやつ)は変わりないので、いちおう設計の変更なく技適も取得できたと(素人ながら)考えられそうです。
以上が前置きで、じゃあそのうちGPIOポートを付けましょうか〜と思っていたんですが、そういえばちょっと前にこんなツイートを見たことを思い出しました。
As painful as the coloured headers were to apply, they're damned useful! Would do again :D pic.twitter.com/Yk3OengJKQ
— Phil Howard (@Gadgetoid) 2017年5月24日
PimoroniのメンバーであるPhil(Bilge Tankにもよく出ていますね)の作例ですが、GPIOの役割ごとに色が変えてあって、どれがどのポートかが(なんとなく頭に入っていれば)簡単にわかるようになっています。便利そう!というわけでこれを自分もやってみることにしました。
色分けは pinout.xyz ( Raspberry Pi GPIO Pinout ) を参考にしました。このサイトもPhilによるものです。7色あれば良さそうです。aitendoでツイートのことを思い出して、調べもせず適当に色んな色を買い込んだのですが、赤(1列のだけこの色だった)とピンクっぽい赤(2列のだけこの色だった)を別とみなせば足りそうです。良かった。ピンクっぽい赤は5V電源の2つに、赤はSPI系のポートに使いました。
ピンヘッダを適宜ぽきぽき折り取ったりニッパーで切り取ったりして、2x20ピンのピンソケットに左右反転で差し込んでいきます。折り取ったあとのバリがじゃまになってうまく並ばないので、はんだごてで側面を溶かして均す必要がありました。指していくこと自体はさほど面倒に感じないのですが、バリを均すのが面倒でした……。
全部刺せたらPiZeroWを挿してはんだ付けしますが、1〜3個で折り取られたピンヘッダはプラの部分がずれるので、ピンの高さを調整してやる必要があります。ただ、完璧にやるのは難しいので、多少はあきらめが必要そうです。
はんだ付けしたらピンソケットを外して完成。ちょっと手間と時間はかかりますが、左から何個目…とか、個のピンから何個となり…と数える手間がだいぶ省けるので、これは良さそうです。
ピンヘッダの高さのズレですが……こんな感じです。このあたりの見栄えがイマイチとなりましたが、この程度のズレなら使用上は特に差し支えなさそうです。
なお、出来上がったのはPhilのツイートの引用つきでご報告しました。
#Raspberry_Pi のGPIOピンヘッダの色を役割ごとに変えるやつ https://t.co/EmYwz1kHfB を試してみた。つけるの大変だけど超便利そう!Thanks Phil @Gadgetoid ! ;) pic.twitter.com/hBIoWCATFG
— あっきぃ%C92金東た-23b (@Akkiesoft) 2017年7月29日