あのEject Advent Calendarが2年ぶりにやってきた!というわけで、1日目です。
gihyo.jpのまとめ記事にもIoT,Makeカテゴリに分類されて掲載されていました。さすがやで。
本日12月1日より,2015年の技術系Advent Calendarが各所ではじまる:インフォメーション|gihyo.jp … 技術評論社
さて、2013年はEjectのピークだったんだなあと言うのがわかるくらい、今年のカレンダーは閑散としていますが、もちろん誰も気にしない。
私自身、過去に作ったのに放置していたネタを蔵出しする程度なので、つまりそういうことです。というわけで、本日はEjectで植物に水やりをする装置のご紹介です。
概要
ペットボトルと観賞魚用エアーポンプとチューブを使って水のポンプ装置を作ります。密閉されたペットボトルにチューブを挿し、もう1本のチューブで空気を入れて加圧することで水を押し出します。これなんて言うんだっけ、なんか小学生の時とかにやりませんでしたっけ。まあ、そういうのを作ります。
空気を入れるのにはエアーポンプを使い、その電源制御にEjectを使います。簡単でしょ。
用意するもの
- 金魚とかに使う水槽用エアーポンプ
- エアーポンプ用チューブ
- ペットボトル
- ペットボトルの蓋に穴を開ける何か
- ホットボンド
- 割り箸
- 針金
つくりかた
装置部分
ペットボトルのキャップにエアーポンプ用チューブが通るくらいのサイズの穴を2つ開けます。そして、エアーポンプ用チューブを2本通します。1本はペットボトルの底につくくらいの長さに調整し、もう1本はペットボトルのキャップに入ってすぐくらいのところで調整します。調整したら、チューブとキャップのすきまをホットボンドで固定します。空気が漏れないようにホットボンドを盛りつけるのがコツです。
ペットボトルに水を入れ、チューブをペットボトルに納めてキャップをします。もし、チューブがくるくる曲がって入らない場合は、チューブの先端に割り箸を沿えて針金で固定すると入れやすくなります。
水につかっているチューブを、プランターの土の上に配置します。今回は支柱に針金で固定しました。
水につかっていないチューブはエアーポンプに接続します。
電源部分
エアーポンプの電源の制御には、Eject ACリモート装置を用意します。2013年のAdvent Calendarの記事を参照してください。
電源をエアーポンプに接続し、スイッチをオンオフして、適切な量の水が出る秒数を計測します。チューブの長さにも割ると思いますが、およそ10秒ほども出ていれば十分そうです。
ソフトウェア部分
ちょっとココで力尽きてきたので、cronでタイマーにする方法を提案するだけにします。以下は毎日7時に10秒くらいポンプを稼働させる例です。
0 7 * * * /usr/bin/eject ; sleep 8 ; /usr/bin/eject -t
Web画面を作りこんでも良いでしょうし、水やり結果を写真で記録したりとか土壌湿度センサーで計測してみても良いと思います。ココはIoT的に工夫の余地があると思います。
そうしてこうなった
なんかYouTubeで動画がアップロードできなかったので、めずらしくニコニコ動画にしてみました。動画では面倒なので手で実行しましたが、先述の通り何かしら工夫をしたほうが良いです。Raspberry Piは飾りだったんだ!HAHA!(普段このドライブはカーテンEjectに使用されています。)
ちなみに、植物はおじぎそうです。最近ぽつぽつ花が咲いてます。
まとめ
Ejectで水やりもバッチリできることがわかりました。注意点は、ペットボタルをプランター(水の出口)よりも高いところに置かないという点です。サイフォンの原理によって水が止まらなくなります。
なんでこれがお蔵入りになったのかというと、デモが面倒でなのと、そうは言ってもこの手のはLTでやるよりデモで見せたほうが楽しいのはわかっているから、といったところだったような気がします。さらに、常用に至るほど使う感じでもないな、となったというのも理由の一つです。
もちろん、IoT的にはこういう分野もアリだとおもうので、まあなんかもっといい感じの製品を誰かが作れば良いんじゃないでしょうか〜(ぶん投げ)。
明日のEject Advent Calendar 2015は、Ejectコマンドユーザー会マスコットキャラの椎出麦子ちゃんを書いてくれているかつおちゃんです。かわいい絵期待してる(☝ ՞ਊ ՞)☝