(2017/1/5追記)libraspberrypi-bin-1.20161020-1以降では記事中の設定は不要になりました。記事後部の追記を確認してください。
Raspberry Pi Model B+ネタ、まだ細々と出てきそうですね。B+のUSBポートに1.2Aの電力を供給する話を書いておきます。
B+では2Aのアダプタから電力を供給している場合、USBポートに1.2Aまで電力を供給できます。ただし、config.txtを編集しないと有効にならず、無効の状態では0.6A(600mA)までに制限されているとのことです。そうなのかよ!
http://www.raspberrypi.org/introducing-raspberry-pi-model-b-plus/#comment-957279
設定項目はこちらに書かれていました。
http://www.raspberrypi.org/forums/viewtopic.php?f=63&t=81736&start=50#p577877
config.txtに以下の行を足します。
safe_mode_gpio=4
将来的には以下の設定名に置き換わるようなので注意、とのこと。現時点ではこっちを設定してもダメでしたが、まあ両方書いておけば良いような気がしますね。
max_usb_current=1
こないだ電源耐久テストした時に、スピンアップしなかったUSB-HDDもこの通りしっかり認識しています。Raspberry Piで簡易NASを夢見ている勢にはもしかすると吉報なのではないでしょうか。
あと、1.2Aモードが有効になるのは"OS起動時"で、NOOBSが抜けるまでは0.6Aの動作になるようです。NOOBSを抜けてからHDDがスピンアップしていました(それまでは電力不足でキコッキコッと言うスピンアップできない独特の音がする)。
(2015/12/23追記)現在は後者のmax_usb_currentだけを記述すればバッチリ動作します。前者を書いても動作しますが。また、Raspberry Pi 2 Model BではAppleのiPad向けアダプタを利用しても供給が不安定な場合もあるようで、私が試したHDD-USB変換では30秒おきくらいにスピンダウンしていました。RPi2利用の方は注意が必要かもしれません。
(2016/2/5追記)https://www.youtube.com/watch?v=Egq7ZJyZCt8 をリアルタイムで見てたら、safe_mode_gpio=4はOLD AND BUSTED METHODとのことなので、やっぱもうこっちは指定しちゃダメですね。max_usb_current=1だけ書いてください。
(2017/1/5追記)libraspberrypi-bin-1.20161020-1以降のファームウェアでは、本記事にあるmax_usb_current=1も不要になり、デフォルトで有効==最初から1.2A供給に対応しました。