あっきぃ日誌

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なつかしいアレを使ってRaspberry Piとシリアル通信

そういえば私、いまだにRaspberry Piでシリアル通信をしたことがなかったのでした。
で、ちょっと前に会社で発掘され廃品になったところをもらって帰ってきたブツがなんかちょうど良さそうだったので、コレを使ってシリアル通信をしてみました。
ブツは玄人志向の「SCON-KIT/PRO」。玄箱Proでシリアル通信するためのオプションとして売られていたアイテムです。
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いったい何がなつかしいかというと、私が2007年に入社してすぐにやった仕事がこの玄箱Proのシリアル通信だったんですね。
初電子工作 - あっきぃ日誌
で、やった結果が社長の連載記事に写真付きでネタにされるっていう。
[Linuxウォッチ]第35回 素人さんお断り!?の「玄箱PRO」をDebian化,自宅サーバーにする方法:ITpro
記事を読むとおわかりかと思いますが、これから取り上げるSCON-KIT/PROとは別に、日経Linuxを参考に私が作ったRS-232Cに出力するキットもあるのですが、今回は使いません。気が向いたらやろうかと思いますが、RS-232Cがついてるマシンってもうそんなに無いしね、まぁメインPCのML110G6についてるけど( ˘ਊ˘)
さて本題。「SCON-KIT/PRO」はじつはRaspberry Piとめちゃんこ相性が良いです。

  • UART接続なので、Raspberry Piに繋げられる
  • 3.3Vで稼働するので、何も考えず端子をそのまま挿せば使える

というわけで、配線の位置だけ確認して、ブスブスとケーブルを接続します。
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Macで使いたいのでドライバーが必要になります。ドライバーはこちらからダウンロードできました。
Virtual COM Port Drivers
そして、MacにSCON-KIT/PROをつなぎこんで、screenコマンドを実行します。ボーレートは115200bpsです。

$ screen /dev/tty.usbserial-A4001bZl 115200

すると、こんな感じでシリアル通信がでました。なんかちょっと文字化けしているけれど、設定を工夫したらなんとかなるのではないでしょうか。何もできないよりはマシかなと。
SCON-KIT/PROはすでに入手できなさそうな感じでしたが、あー持ってるわーというRaspberry Piユーザーな方はおためしあれ〜。もしくは、要らない人ください(こら)。
あと、これはOSCとかに持ちだしてみようかなとおもいます。