あっきぃ日誌

ラズピッピブログのようなオタクブログのようななにか

Anker Power Bank (20000mAh, 87W, Built-In USB-C ケーブル)買った

コミケの時にモバイルバッテリーをありったけ持っていくと5000mAh x2と10000mAh x2みたいな感じの構成になるんですが、今回5000mAhのAnkerの子が開始1時間で力尽きて、流石に弱るの早すぎだろ……となりこの子の劣化を考慮した買い替え目的と、そもそもたくさん持ち歩きたくないなというのと、あとは最近の地震とかで災害対策を意識して、クソでかバッテリーを買ってみました。

タイミングよく社のSlackにペッと貼られていて、おもわず便乗してポチりました。当時パープルだけ20%オフになっていて、7,990円のところ6,390円で買えました。ラッキー。

着弾。で、デカすぎんだろ……。これがパワーか。良すぎる。色もいいですね。ゆかりパープルですね。

ポートはUSB-AとUSB-Cが1つずつ。USB-Cは87Wの出力に対応。デカすぎんだろ……。Macもいけちゃうやん。

さらに、本体にはチャージスポットのバッテリーみたいに、USB-Cケーブルがくっついているので、ケーブルを忘れがちな私には大変ありがたい装備です。よって、都合3ポート分の出力が可能です。強い。

残量がデジタル表記なのもわかりやすくて良いし、Ankerのバッテリーによくついている、ボタンを2回押しで低出力デバイス対応モードも搭載なので、ラズピッピ系のデモも問題なくできます。

デカさがデカさなので、普段づかいにはならないと思いますが、イベントとか災害時に活躍してくれたらいいなと思っています。災害とか極力来てほしくないですけど……。

Tiny2350がきたぞ

PimoroniからRP2350搭載のTiny2350が着弾しました。やった〜〜〜!

Pico2のほうはPre-orderで予約済みですが、動きはない模様。やはりちょっと遅れている様子。

akkiesoft.hatenablog.jp

さて、Tiny2040のときは表面にロープロファイルピンソケットをつけてキーボード用にしていましたが、ロープロファイルピンソケットの在庫が切れていて、補充しようにも秋月が夏休み中なので、1つはそれ用にキープすることにして、もう1つは普通にピンヘッダーを生やしましょう。ポン!いつも通り?の役割ごとに色が違うやつで作りました。が、Tiny2350の場合はGPIOが片側に寄っているので、カラフルなのは片方だけです。

何を作るかはとくに決めていなかったので、Pico2のサンプル版に移植していた、電車のやつをさらに移植しました。

akkiesoft.hatenablog.jp

SPIx2な構成なので、ピンをほぼ使い切りました。しかもA3(GP29)==SPI1 CSnピンはPico2にはないので、Tiny2350向けのCircuitPython/MicroPythonファームウェアがない現状ではここが使えず、QW/STポートからGP13==SPI1 CSnを出して対応しました。ちょっと力技。なんとか動かせはしましたが、こいつを持って展示とかには持っていきたくないな……?というか、HTTPS通信できないからそもそも持ち出せなかった。

まずは移植で遊びました。あとは、オンボードのLEDもチカチカして遊びましたが、前のモデルと比べるとLEDチップが小さくなってスッキリしたようです。いいですね。

コミケ(C104)レポート

今年も暑かった……。夏はもうだめなのかもしれん(???)

今回のサークルスペース

今回はこんな感じ。基本的にいつも通りですが、新刊が2種類増えて、棚がまた賑やかになってきました。CD-ROMドライブも出動したものの、テザリング設定が不足して撃沈。レジ端末の無線設定もあれこれ試しているうちに破壊してしまい、機械周りはグダグダでした。

ドライブはEjectZeroの出動がラクだったので連れていきましたが、トレイのPiZeroの方に注目が行ってしまって、本質的な説明にいけなくなりがちだったので、普通のドライブのほうが良かったかなというのもまた反省点です。ぐぬぬ

あと、当選当初から懸念していた近隣ジャンルとの相性の悪さは予想通りっぽく、新刊の頒布数は各種26部ずつと振るわずでした(じぶんの本の微妙さは棚に上げ)。既刊もギリギリ完売にはできずでした。まあ既刊はメロブから引き上げたら在庫は増えるんですけど。

Misskey.ioで告知に力を入れてみたものの、Misskey.ioでコミケに行く人達は基本東ホール側っぽかったので、わざわざ西には来ないよねという感じでした。私も東には行けずじまいでしたし。

西1の家のあたりはコスプレの壁勢に囲まれたソフト島という配置で、コスプレも最初から混むのかと思いきや、どうやらそうでもないらしく、12時くらいからやっと混むと言った具合でした。んで、混んできた途端に冷房が負け始めて湿気がこもりだして、新刊の表紙がカールしだす始末。き、厳しい。空調服とかでなんとか耐え凌ぎました。

スペースの裏側。ちょっとオペレーションのしにくさを感じたので、ちょっとものが多すぎるのかもなあ。でもレシートプリンターは会計ミス防止に役立つのでやめにくい(とはいえ釣り銭私忘れが1件あり、申し訳ないです……)。手前は2日目初手で行ったニート部の戦利品。生のひまじんさんと陰キャさんとヴェノムさんが見れて良かったですね。

そしてちょっと遡り今回の朝時点の装備。去年も使用した発泡のクーラーボックスが、保冷剤と凍ったアクエリアスを夕方までキープしてくれたおかげで助かりました。上の空調服も毎回助かります(会社備品)。

片付けはいつもどおりイス机畳みをやって一汗かいてから、売り子のあくらふさんとお別れしました(あくらふさんは最後の反省会まで参加…!)。

暑くて心折れかけたので、冬だけもありかもしれんなと思いつつ。どうする来夏!


初日の一般参加

初日は午前入場で一般参加。東の駐車場に9:45くらいに着いて、2時間半弱アスファルトで焼かれて12時丁度に館内にインという感じでした。日傘もさしたりしましたが、座っている間はOKと言われつつも、ツメツメの列ではさしてるのが怖くてやめました。結局空調服しか勝たん。そしてこの老けた自撮りである。

東をガッとまわり、西に行って周り、14時には離脱。空調服は駅の手前くらいまではしっかり着てました。


委託の情報 & 冬(C105)

新刊はメロンブックスさん専売で委託しています。コミケ会場で納品したので、倉庫への納品完了は8月下旬になると予想されます。ほかとまとめて予約されている方はご注意を。

ラズピッピ本: https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2487606

Eject本: https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2487730

冬も性懲りもなく申し込んだので、当選したら12/30にまたビッグサイトでお会いしましょう。まあそれまでにはOSCで1〜2回くらい頒布していると思いますが。

(C104)夏コミのおしながき(2日目 西さ-25a こくだランド)

あぶねー、一番肝心なブログでの告知を忘れていた!

今回は2日目 西さ-25a 「こくだランドです。2日目は東に行ってなんぼみたいな配置だったので、西の人の入りのほどが読めなくて怖いところですが、皆様のお越しをお待ちしております。お品書きはこちら。

お支払いはいつも通りSquareでの電子マネー各種に対応します。前回ネタで投入した100円玉コインセレクター投入払いは、面倒なので持っていきません。許せ。

あっきぃのラズピッピいじり 2024.8

いつものラズピッピネタ本です。Pi 5の買い方入門と、アリエク買い物さらしと、RPi OSをBookwormに移行したレポートを書いています。また、RPi Connectの始め方もさらりと書いてます。

本文中で、円安がーとか、公式電源がなくて電源問題がーとか書いていたら、入稿した直後に円高に触れたり、KSY・スイッチ両者とか共立とかからPi 5対応電源が出たりとか、Pico 2が出てきたりとかしたので、そのへんは補足ペーパーをつけるつもりでいます。委託版にはつかない見込みなのでゆるしておくれ。

委託は、紙版はいつものメロンブックスで専売、電子版はBOOTHで後日(翌日とかから)販売の予定です。紙版は本文モノクロですが、電子版は本文もカラーでお出しします。

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2487606

いちばんやさしいEjectコマンド工作の教本

まとめ本がやっと完売したので、ひさしぶりにEject本を書きました。久しぶりなので、入門本ということになっています。また、 始めてから15年とか言う年月が経っていたので、歴史みたいなのもちょっと多めに語っています。Ejectコマンド工作ファンの方はぜひ。

こちらも紙版、電子版の扱いはラズピッピ本と同様です。

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2487730

表紙は2年前にネタで作ったやつをほぼそのまま使いました。これがやりたいがために書いた説もややある。

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いつもの基板とかも持ち込みます

uHAT Porter Picoもいつもどおり持ち込みます。Pico2が出てきたので補充したいという方もぜひ。むしろ私が自分用に確保したい(した)。麦子のアクキーも相変わらず持ち込みます。在庫が減らねえぜッ、動やったらさばけるやろか……。

追記: SabreberryDacZero2について

たかじんさんから告知いただいているSabreberryDacZero2については、おとなりの合体サークル、さ-25b「ラズパイオーディオの会」での頒布となります。私も買う気まんまんでいますが、組み立てできるかしら……🤔

Raspberry Pi Pico2(サンプル品)にCircuitPython 9.2.0-alpha.2350を入れて動かしてみた

CircuitPythonが出てるじゃんっていうのは一個前の記事に書きましたが、預かっているサンプル品に実際に入れてみたのでテストします。なお、サンプル品は製品版とは異なる古いリビジョンのため、製品版とは結果が異なる可能性がある点はあらかじめご了承ください。また、前の記事にも書きましたが、Pico2サンプル品はたぶんお見せできないデザインのため、この記事にも登場しません。ただ、この記事でのテストでは、拡張ボードの接続の都合上どのみち見えません。許せ。

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ストレージがいっぱい

まず動かし始めてすぐに気づいたのは、ストレージ領域がめちゃくちゃ増えたところ。CircuitPythonがシステムに1MB程度持っていくようで、Picoでは2MB中1MBをユーザーが使えるところ、Pico2は4MB中3.1MBもユーザーが使えます。これは非常に嬉しい。PicoWでは500KBとか言う鬼のような容量で頑張らないといけなかったので、今後のPico2W登場が待ち遠しいところです。

ちょっと画像をおいたらおしまいだとか、Picoでは日本語フォントをおいたら他に何もできないので実施無理みたいな状態だったのが、もしかすると改善できそうな予感ですね。

RAMもいっぱいなので、RAMをたくさん使うプロジェクトで試す

Pico2ではRAMも倍増しています。おそらくこちらもCircuitPythonの取り分が一定数あるとすれば、結構な量のRAMが使えるようになっていそうです。作品の中で一番RAM残量に苦労していた「田園都市線の列車走行位置表示機(LCD版)」をPicoとPico2にそれぞれ用意して、RAMの残量を計測してみました。

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まず、表示機はPicoW向けに書いており、Pico/Pico2とも無線LANがないため、WIZnetのEthernet HATを使用して有線LANに対応するように書き換えました。WIZnetのCircuitPythonのライブラリではHTTPS通信ができないようなので、自宅サーバーのURLをローカルのIPアドレスでたたいて対応しています。

物理結線はこのとおり。Display HAT MiniをuHAT Porter Picoに乗せていたので、普通にピンを付けたPico2で試すには、PimoroniのPico OmnibusにuHAT Porter Picoのピンソケット取り付けバージョンを乗せて、無理やりHATを積む必要がありました。また、WIZnetのHATは違うピン番号を使ってSPI1に接続する必要があったため、ジャンパピンを使って配線した結果、次のようなカオスな物体になりました。

さて、起動をした後のメインループ内で、毎分メモリの残量を表示するようにして、平均的なメモリ残量を取得しました。結果は以下の通りで、Picoが
残り35KB、Pico2が残り320KBほどとなり、10倍近いRAMが余るようになりました。素晴らしすぎる……なにかの間違いかと思って引き算をしたら、CircuitPython使用分に大きな差はなさそうだったので、こんなもんな気がします。ふーむ、ますますPico2Wが待ち遠しくなりました。

RAM容量-RAM残量=CircuitPython使用分
Pico2: 520,000 - 322,656 = 197,344
Pico : 264,000 -  35,568 = 228,432

SPIの速度が早い

SPIの速度が早くなったと言うか、CPUが早くなったからと言うか、どちらが正しいかはわかりませんが、とにかくSPIが早くなったようで、ディスプレイの描画速度が目視でわかるくらい変化しています。

比較動画がこちら。左がPico、右がPico2です。前半が通常速度、後半に10%まで遅くしたリプレイをしています。描画完了までに時間がかかっているのは、ネットワークの都合(DHCP取得待ち)とかがあるかも知れませんが、ここもSPIが早くてとか処理が早くなっててとかがあれば、やはりPico2のほうが早くなっているという可能性もあるかもしれません。そこまでは見ていない。

youtu.be

消費電力は変わらなかった

一応消費電力も見てみましたが、何もしてないメインループ中は3mAしか変わらず(Pico2のほうが低い)、ほぼ誤差となりました。もっと常にディスプレイをしばいているとか、負荷をかけた状態を見るべきのような気もしますが、そこまで気合も出ないので今日のところは許してほしい(いま1時45分や……なんでこんな時間に書いてるんや)。

まとめ

PicoとPico2で同じCircuitPythonのプロジェクトを動かして比較してみました。Pico2が色々リッチになってくれたおかげで、いまPicoでやってるけどリソースがカツカツなやつも希望が見えてきて、ありがたい限りです。Pico2Wに期待せざるをえない……。でもまた技適とかで半年とか遅れるんだろうなあ。そこだけが出る前から悲観になっちゃうやつです。

Pico2は、RISC-Vコアで動かすやつも興味はあるんですが、SDKコンパイル環境の用意が大変そうなので、コミケが終わってからかなあとか思っています。。。