あっきぃ日誌

ラズピッピブログのようなオタクブログのようななにか

mikutterでwebpを表示(MacPorts)

最近はMastodonもMisskeyもwebpを扱うようになってきたため、mikutterでもwebpの画像が流れては開けずぐぬぬとなることが増えてきましたが、つついさんの尽力で、mikutterにもwebp表示がもたらされたので、その導入メモです。忘れる前に記録するのが大事ということで。

ビルドしないといけない

webp-pixbuf-loaderを導入すれば良い様子。MacPortsにはパッケージがないので、ソースコードのビルドが必要そうです。

github.com

さらに、最新版はバグっており、つついさんがプルリク中のパッチが必要なので、どのみちビルドが必要という感じです。

github.com

ビルドする

パッケージをインストールしてgitリポジトリをcloneします。つついさんのforkをremote addしてからcheckoutして、つついさんのプルリクのコミットを引っ張ってきました。

% sudo port install meson ninja
% git clone https://github.com/aruiz/webp-pixbuf-loader
% cd webp-pixbuf-loader
webp-pixbuf-loader (mainline) % git remote add tsutsui https://github.com/tsutsui/webp-pixbuf-loader
webp-pixbuf-loader (mainline) % git checkout restore-call-of-update_func
webp-pixbuf-loader (restore-call-of-update_func) %

mesonでコンパイルの準備。prefixで/opt/localを指定します。そしてninjaでビルドとインストール。

webp-pixbuf-loader (restore-call-of-update_func) % meson setup builddir --prefix /opt/local 
webp-pixbuf-loader (restore-call-of-update_func) % sudo ninja -C builddir install

mesonの実行時に以下のようなメッセージが表示されます。

meson.build:30: WARNING: If you install this loader locally, make sure you rebuild the pixbuf loader cache
meson.build:31: WARNING: To rebuild the cache run: `pkg-config gdk-pixbuf-2.0 --variable=gdk_pixbuf_query_loaders` --update-cache

これは以下のコマンドでOKでした。

% sudo `pkg-config gdk-pixbuf-2.0 --variable=gdk_pixbuf_query_loaders` --update-cache

やったぜ

これでmikutterを起動して、webpの画像が見られれば成功です。


mikutter 5.0.5

これをやってる最中にmikutter 5.0.5がリリースされました。

mikutter.hatenablog.com

social.mikutter.hachune.net

pleroma.oomurosakura.co

social.mikutter.hachune.net

social.mikutter.hachune.net

ラズピッピプラレール(PiZero版)の改良

薄い本の製作が終わって自由になったので(?)、ラズピッピプラレールのPico版で電源の分離をやったり、モータードライバーを動力車に入れたりといった改良ができたので、それをPiZero版にも導入しました。

akkiesoft.hatenablog.jp

モータードライバーの交換

2号車にいたモータードライバーを取り出して、代わりに先日作った自作モータードライバーに入れ替えました。2号車から渡ってきていたモータードライバーのIA・IBとモーターの電源のプラス・マイナスの計4本のケーブルは1号車で完結するようになり、見栄えが向上しました。

akkiesoft.hatenablog.jp

モータードライバーの入力部分はPico版と同じく、ここでピンヘッダーをつけて、ロープロファイルピンソケットで作ったケーブルを接続するようにしてあります。出力は電池のプラス・マイナスに行くのでケーブルを直接はんだ付け。

モータードライバー制御のケーブルは車内に引き込みに変わったのでほぼ見えなくなりました。電源ケーブルは引き続き2号車にわたりますが、一旦車内に引き込むように改めたので、側面をプラプラするケーブルは0になりました。


電源の分離

電源もPico版と同じく、本体はLiPoバッテリー、モーターは単4x3本としました。どうも、ニッケル水素の1.2Vでも問題なさそうですね。Picoもこれに置き換えよう。というか、ここもリチウム電池で良い可能性はちょっとあるかも(やって良いのか自信なくてやってない)。やはり、単2くらいのサイズ感とは言え、見た目がゴツいですからね。

akkiesoft.hatenablog.jp

ケーブルの余長がブラブラするのが見栄え的に微妙な気がして、ヤモリグリップでゆるく固定してみました。良いな。2号車もこれやるか。

本体用のLiPoバッテリーは続投で良かったのですが、アキバで見つけて気になったので14700バッテリーに交換してみました。800mAhなので、PiZeroが0.15Ahだとして2時間半くらい(※)でしょうか。フーム、OSCだとちょっと足らんかしら。

【モバイルバッテリー容量計算】mAhと消費電力から持続時間を導く から、バッテリーは800/1000*3.7*0.7==2.072Wh、PiZeroは5V0.15Aくらいと仮定して0.75W、2.075/0.75Wで2.76くらいだった。

まとめ

車両またぎのケーブル削減は、カーブ&登坂みたいなときに車両が浮く原因になっていたので、試してないですがたぶんいい感じになると見込んでいます。ただ、プラレール加算機などの多層構造的なやつで走らせるには、電池が建築限界に引っかかるようになってしまったので、無蓋車を入れて対応とかでしょうかね🤔

コミケ102の新刊のおしらせ(日曜西2ホールあ-67a「こくだランド」ですよ!)

なんとか入稿が終わったので告知できます。コピー誌にしようと思っていましたが、気が変わって久しぶりに印刷所に発注しました。フォォ!!

タイトルは「あっきぃのラズピッピいじり 2023.8」で、いつもどおりラズピッピをこねくり回している本です。32ページ、400円です。

中身としては、Picamera2ライブラリのおさわりレポート2本、Pico Wであそぶネタ2本、謎基板紹介1本でございます。

今回気がついたら初めての壁配置だったのもあり、この後uHAT Porter Picoの組み立て作業もあるので、コピー誌じゃ見栄えもだし、ページ数も増えてしまって製本の手間もかかるし、まずいなと判断して、この2日で方針を変えて一気に入稿まで持ち込みました。この1ヶ月くらいダラダラ書いていたのはなんだったのか。

他の頒布物は、売れ残りまくっている過去作をいつもどおり処分価格で頒布する他、uHAT Porter PicoのI2Cプルアップ抵抗搭載リビジョンなどの基板各種も頒布予定です。チップ抵抗とリセットスイッチは私の方でつけておきましたので、Picoとピンソケットだけ各自で用意とはんだ付けをしてください。価格は部材費と組み立て費の都合で少し変わって400円となります。

また、misskey.ioから来たと言ってくれた方に、:kowaii:カンバッジをプレゼントします。サークルスペースには並べないので、必ずお声がけください。また、数に限り(10くらい)があるので、なくなった際はご容赦ください。(:uwa_xtu:缶バッジは配布中止します)

サークルは、8月13日(2日目)日曜日の西2ホールあ-67a「こくだランドです。ゲロ暑いかもしれませんが皆様のお越しをお待ちしております。

委託

メロンブックスさん専売にしたので、BOOTHでのPDF頒布はこれが売り切れるまで後回しになりそうです。すまんぬ。

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2034272www.melonbooks.co.jp

Inky pHATをリプレースしたら意外とやる価値あった

デスク上で1日2回天気予報を出しているPimoroniのInky pHATを、同じ赤白黒3色のものにリプレースしました。

WaveShareのパネルが壊れてしまって、212x104pxサイズの3色のボードが他になくなってしまったので、天気用に使っていたものをPicoで遊ぶのにおろして、新しく買ったものを新お天気用に投入という感じです。

Inky pHATは、リビジョン変更への対応や、他のサイズのボードとPythonライブラリを共通化するなどの都合で、途中からI2C接続のEEPROMが搭載されるようになりました。手持ちのEEPROMつきInkyシリーズは、たぶん7色ボードのInky Impressionに続いて2つ目と思われます。

また、Inky pHAT自体もいつの間にかさらにパネルが変更されており、形状は維持したまま、212x104pxから250x122pxに解像度が増えました。

説明は程々に、モジールを差し替えて、スクリプトを新リビジョンに対応させて実行してみました。すると、右下に余白がでてきましたね。新しいInky pHATではこの部分にまで広げて使っていいということになります。今までは「横浜地方気象台発表」の文字が微妙に見切れていたので、これを見きれずに出せたり、時刻も実は「分」が見切れているのを出せるようになりそうです。

というか、そもそも白の発色がきれい。今までのほうが相当使い込まれたからでしょうかね。

位置調整後はこちら。ミクさんが肩まで入るようになり、「横浜地方気象台発表」の文字や時刻も収まるようになりました。発色もクリアになって、良いですね。思ってた以上に買い替えてよかったなと思いました。

古い方をPicoを使って白で塗りつぶしてみました。結構焼き付いてますね。ふつうのRaspberry Piの方でクリーニングを掛けたらもう少しきれいになるかもしれないので、また後ほど試してみようと思います。


まとめ

電子ペーパーを買い替えてみたレポでした。解像度違いのパネル採用は2020年後半からとのことなので、それ以前からInky pHATを使い込んでいる方がいたら、買い替えを検討してみても良いかもしれません。発色が綺麗になりすぎてたまげました。