あっきぃ日誌

鉄道ブログのような技術系ブログのようななにか

Xeon Gold 6152をヤフオクで落としたら超ガチャだった

Xeon Gold 6152が4万即決なのを年末から見ていて、でも誰も買わんなあと思いながら見ていましたが、つい我慢できずに落としてしまいました。

で、届いたのを即開梱して、裏面の端子をアルコールでふきふきしていたら、ポロって何かが欠けましたアアアアアアア!!?!?!??!

アアアアア!!!!???

オワッタ……梱包がスカスカだったのでそのせいだったのか……と思いながら商品ページを見返したら、元からでしたわ。安いのに誰も落としてなかったの、みんな気づいてたんや……。

こうなってしまってはどうにもできないものの、動揺のあまり表面の写真すら撮ることを忘れて、すぐにCPUの動作確認へ。ダメなら4万の文鎮……でもソシャゲのガチャよりはマシ……祈りながらサーバーを起動すると、POSTを通過してOSが起動!iLOプロセッサー情報でも認識しています。か、勝った!!SSRだ!!!(???)

これで本当に良いのかわかりませんが、動いたのでヨシ!NOT USEDな便だったとか、ギリギリ接触できたとか、そう言うふうに考えておこうと思います。

というわけで、自宅のインテリアラックサーバーがXeon Silver 4110からXeon Gold 6152になりまして、14コア増やすことに成功しました。ffmpegで動画変換をぶん回すのも成功したものの、なんか思ったほど早くなった実感はなく、M75q-2のRyzen 7 PRO 4750GEのほうがたぶんはええわと言った感じでした。はい。どうせインテリアサーバーなので動かすのは年に数時間ですし、まあ良いでしょう。念のため交換前のSilver 4110はキープしておくことにしました。

欠けた理由を考察すると、たぶんCPUを留める治具ぽいやつ(CPUにくっついてきたけれど、サーバーに付いてたのと同じだったので、たぶんHPEのやつ)の、CPUをつかむツメと同じ位置が損傷していたので、雑に扱われたりするとこうなりやすいのかもしれません。仕事で物色するときはここも注意という教訓が得られたので、ちゃんと勉強になりました。

年始からとんでもねえガチャに勝利しました。年末ジャンボが外れたのはこれの身代わりだったと思いたい(?)。

今年はLoRa元年?日本対応の格安モジュールE220-900T22S(JP)で遊んでみた

昨年末に、スイッチサイエンスで1つ1,980円のLoRaモジュール「E220-900T22S(JP)」が発売されました。

LoRa通信モジュール(E220-900T22S)用評価ボードwww.switch-science.com

とりあえずモジュール2つとアンテナ2つ(と送料)をポチって、5,390円でした。

これまで日本でLoRaを遊ぼうとすると、どうあがいても1万円コースみたいなところがあったと思うのですが、ようやく買って遊んでみてもいいかなと思える価格帯になってきましたね。それでもまあ、アリエクを見ると日本では当然使えないながらも600円そこらで転がってるので、こう、格差じみたものを感じます。というか、アリエクにE220-900T22SのJPじゃないやつがありますね。

ja.aliexpress.com

さておき、E220-900T22S(JP)はCLEALINK社がE220-900T22Sの認証を通したバージョンということみたいです。CLEALINK社はけいはんなプラザにあるICTベンチャーとのこと。ありがてえ。

dragon-torch.tech

ためす

上の製品ページにサンプルとドキュメントがあるので、これを入手して試していきます。ドキュメントの想定環境がRaspberry Piだったので、それにならって2台分の配線を済ませます。

セットアップはやや我流。LoRaモジュールとはUART通信なので、シリアル通信環境を整えます。

$ sudo raspi-config nonint do_serial 2
$ sudo apt install python3-serial

ドキュメントではwiringpiも要求していますが、M0/M1ピンをHIGHかLOWにするスクリプトで使用されているだけだったので、後述のスクリプトで不要にできました。

片方で送信スクリプトを、もう片方で受信スクリプトを実行します。まずは受信側を実行して待ち受けます。

# 受信側

akkie@lora-2:~/sample_code/operation_code $ python3 receive.py /dev/ttyS0 --rssi
serial port:
/dev/ttyS0
receive waiting...

送信側は、標準入力にデータを食わせたらOKの模様。たぶん送りっぱなしだと思われるので、コマンドが成功したら「SENDED」が出力されて終わります。SENDED?SENTでゎ(震え声)。

# 送信側

akkie@lora-1:~/sample_code/operation_code $ python3 send.py /dev/ttyS0 -f --target_address 0 --target_channel 0 < ascii_data.txt
serial port:
/dev/ttyS0
send data hex dump:
00000000: 00 00 00 68 65 6C 6C 6F  20 77 6F 72 6C 64 21     ...hello world!
SENDED

SENDEDされたデータが受信側に届くと、次のようにデータが表示されます。RECEIVEDはあってたのでよかった。

00000000: 68 65 6C 6C 6F 20 77 6F  72 6C 64 21 F4           hello world!.
RSSI: -12 dBm
RECEIVED

受信側を家から持ち出してみる

送信側は、時刻を送信し続けるようにコマンドを変えて実行します。

akkie@lora-1:~/sample_code/operation_code $ watch -n 3 "date +"%H:%M:%S" | python3 send.py /dev/ttyS0 -f --target_address 0 --target_channel 0"

受信側は、OLEDディスプレイを付けて、プログラムの出力をディスプレイに表示できるように改造して、外に行ってどのくらい受信できるかを試しました。集合玄関のポストあたりまで届いたら御の字かなーと思っていましたが、家を出ても、1ブロック離れても、ふつうに受信し続けてくれました。途切れるところまでは離れるには寒くてかつこの見た目なので、家の周りが限界でした……。見栄えを整えたい。


受信をPicoに移植する

UART通信なので、受信側をPicoに移植してみました。OLEDもブレッドボードに実装して見栄えをもう少しなんとかしつつ、Nano HAT Hacker経由で接続するようにして、これをそのままuHAT Porter Picoにドン。Nano HAT Hackerを差し替えたらRaspberry PiとPicoを行き来可能です。我ながら便利な板を作った。

コードは、pyserialとbusio.UARTがほぼ同じ感じで済んだので、書換量は少なめで済みました。uHAT Porter Pico向けのピン配置読み替えコードがあるので、ふつうのPicoで試すときは適宜読み替えてください。

github.com

送信側も移植できるはずですが、おっさんの冬休みは短くて、時間切れになりました……。次の週末とかで。

モード設定のスクリプト

公式のスクリプトはモードごとにスクリプトファイルがあって、ピンの出力をHIGHかLOWにするだけで、なぜかwiringpiが使われていた*1、RPi.GPIOで書き直しつつ、1スクリプトで設定可能にして、現在の状態も取得できるようにしておきました。便利。

github.com

まとめ

というわけで、日本対応の格安LoRaモジュール「E220-900T22S(JP)」をつかって、まずはサンプルを動かして遊んでみたり、一部Picoで動かしたりしてみました。

実際に使おうとするとどこが良いかと考えると悩ましいですが、やはりベターなところだと郵便ポストのやつとかなんでしょうか。電池で動かしたらどのくらい持たせられるかとかは課題っぽそうです。

あとは見栄えを整えたいです。本当はHAT形状のモジュールもあるっぽかったのですが、汎用性を取ってふつうのモジュールを選んだので、OLED含めてユニバーサル基板でそれっぽいのを作るか、基板を起こしても楽しいかも?しれません。

通信距離を実家で当てはめると、どうも実家から妹の家くらいまでは届きそうなので、次帰省したら試してみたいですね(?)。

*1:Gordonがメンテをやめる宣言をした後、PimoroniのPhilはじめ有志がメンテを引き継いでいますが、そこまで活発ではない模様?活発になるほど変化が激しいものでもないですが……

コミケ:C101レポートと除夜のEject2022

年末はコミケでした。初日は一般参加、2日目はサークル参加と、2日間しっかりと堪能してきました。

2日目

まずはサークル参加レポートから。今回は昨年末以来となるあくらふさんにお手伝いで参加してもらいました(というか、来たそうにしていたところを釣り上げしました)。

今回のサークルスペース。これも昨年からの展示スタイルを概ね継承して、ファイルケース在庫入れ、木製2段スタンドなどなどで構成。既刊は夏のあとに廃棄しましたが各5部残していたので、これを処分価格で放出しました。おかげさまで下段の在庫はやっつけられたので、後はEJECTOが3〜4部になりました。まあ、メロブにまだ在庫があるんですけどね……。これもキャンペーンのタイミングで70%オフ設定とかしていこうと思います。

新刊もおかげさまで持ち込んだ30部が完売しました。オフセ本は装丁はきれいにできるけど価格を上げざるを得なくなるし、せめて単価を下げるためにと多く刷っては爆死しがちだし、コロナ的な時勢も一応まだ考えたりすると、私はまだコピー誌か自宅プリンター刷りとかで少数作って、その場限りで売り切るスタイルで良いかな……という感想です。PDFは後述のBOOTHで頒布しているのでよければぜひ。先月のブログの再編集みたいなものなので、ブログを読んでもらえれば十分ちゃ十分ではあります。

既刊について、いまからでもメロブで買うわという方はこちらからどうぞ。

https://www.melonbooks.co.jp/circle/index.php?circle_id=46092

BOOTHではPDF版を頒布しています。あ、ラズピッピいじり5のPDFがないわ。

eject.booth.pm

ところで、ラズピッピいじり5は廃棄の際にミクがかわいくて忍びなくなり剥がした裏表紙だけというものがあり、今回はこれを10円で頒布してみました。なぜか7枚売ることに成功しました。なんで?

新刊と合わせて目玉だった新作のuHAT Porter Picoは、私があくらふさんを置き去りにしている時に限ってよく売れており、直接説明しながら頒布できたのは意外と少なかったのですが、おかげさまで9枚全部が無事完売しました。ありがとうございました。遊んだ報告なんかもらえたりすると嬉しいのでお待ちしています。

デモ兼サイネージとして、Breakout Gardenでビットマップ画像を垂れ流す何か(ボタンを押すとBMEの値を読む画面に変わるやつ付き)をコイントレーの上にヤモリグリップ的なやつで貼り付けていました。uHAT Porter Picoをコイントレーの使わずにPico Breakout Garden Packを使っても同じコードで動きます。ただ、こっちのほうが、Picoが底面を向かなくて済むという隠れたメリットもあります。あと、コードは↓に放り投げてあります。

github.com

夏コミの売れ残りの自作キーボードもどきも多少売れつつ、Breakout Garden向けただのボタンモジュールは今回も売上ゼロでした。どうすんだこれ。Breakout Gardenの認知度を上げるところからだぞたぶん……。

サークル参加以外の感想としては、外人勢が帰ってきましたね。技術島を興味有りげに見て周る外人もちらほら見かけましたし、買い回り中もわりとよく見かけました。人の量は、もともとマイナージャンルではあるので、べつに人がいなかろうが余り気にもしていませんでしたけど、普通のジャンルでは午後をすぎると閑散としてしまってしんどいところもあったとかなかったとか。

あと、今回は推しの作家さんたちのところでちゃんとご挨拶できたり(たいへんシャイなので前は全然できんかった)、丼とかでふぁぼりすぎたせいかわたしの名札を見て「あ、見たことある」と言ってもらえたりして、嬉しかったです。新刊をお土産的に渡したら、お返しにお菓子とかお茶とかをもらってしまい、ショボい自家製本とは全然釣り合わねえ〜〜となったので、わたしももすこし気の利いた物を用意できるようにならないとなあと反省。。

そんなこんなで今回も充実の一日でございました。西館に射し込む夕陽のエモさよ。

撤収。


1日目

初日の方は、買いに行きたいところがぽつぽつあって、わりと直前になってから行く気になってチケットを調べたら購入できたので行ってきました。チケット制になってから一般参加するのは初めてでしたが、まずチケットシステムのサイトがマアマアしょぼくてアレでしたね。ぴあとかが良くできているだけなのか……?

さておき、入場は以前よりはスムーズにできたような気がします。前なら8時半とか9時から東駐車場で寒空の中座って待って11時入場とかでしたからね。11時入場のチケットで時間ちょっと前に並び始めて、実際に入れたのは12時ちょい前くらいでした。

お兄ちゃんはおしまい!ノベルティをもらいに久々に企業ブースにも足を伸ばしましたけど、企業ブースはコロナ前の混み方をしていてわりと大変でした。が、先述の外人勢もそうですけど、活気が戻ってきているのは、本当になによりです。

除夜のEject2022

話が再び大晦日に戻り、21時からは恒例の除夜のEjectでした。今回は自宅のインターネット回線事情が変わってから初めてだったので、ポート開放周りでちょっと手こずり、10分ほど遅れてのスタートでしたが、今年も多くの方に参加いただき、140回鐘が突かれました。

youtu.be

今年の配信の様子はこんなかんじ。なんか飾り付けがさっぱりしすぎたかも?

配信はOBSを使って、去年と同じ感じで。コミケでまってんくんから預かった荷物をテーブル代わりにしました。許せ。

Twitterの方は、なんとなくツイートボタンを押してからEjectが実行されるまでのタイムラグが多く、二重投稿もされがちな気がしたので、ちょっと見直しの機運がありそうです。ただ、今からPHPTwitter連携するサムシングを作るのもまあまあだるそう。というか、そもそも最近はTwitterの投稿権限を要求する系のWebアプリ自体見かけないですもんね。どうするのが良いんでしょうね?求むアドバイス……。

そもそも、今回で11回目の開催であることに気づいてしまったのですが……いつまでやるんやこのイベント。

追記

大事なの書くの忘れてた。今回はぺんぎんさんのところのらぼ畜本に寄稿しています。AnsibleでESXiの構築をする話を24時間で寄稿しつつ、デスクを晒しています。

メロブで委託があるそうなので、こちらもぜひ。

https://www.melonbooks.co.jp/circle/index.php?circle_id=111293

コミック

恋がわからぬ大人共

ウブ以前なので勉強にと読みましたが、めちゃあまーーーーー!!って叫んで最高になった。絵柄好き

生徒会にも穴はある! (2)

こまろがかわいい、たんはカス

それでも歩は寄せてくる (13)

凛がかわいい回。いや、水着なら誰でもかわいいわ(こら)

こんな幼馴染がいてほしい

そんな都合のいい幼馴染がいる世界線……レアなんだよなあ(遠い目)

鬼桐さんの洗濯 (5)

時をかける茶子さんの回すき、こういうタイムトラベル系のすき

小林さんちのメイドラゴン (13)

こないだアニメ2期やっと見終わって言うのもなんだけど3期もないかなあ〜

忍者と殺し屋のふたりぐらし (2)

全体的にぶっ壊れてるやつ。奇乳回のオチすき

カメラバカにつける薬

たまにウェブで見ておもろいと思っていたけれど、いざコミックで読むと用語が多すぎて無理だった……写真部だったけれどエセ写真部だったのでレンズの換算のやつはなんもわからんのだ……。

社畜さんと家出少女 (4・完)

タツノコッソさんのしゃちいえもついに完結。ユキちゃんのお母さんについては結局あまり深堀りされなかった感?

好き好きだいちゅきつよつよソード (1)

ノッツさんの新作。Webで見てるので、本を買ってから読む(読み返す)のに時間がかかったという。ギャグファンタジー的に見ると、これが令和のグルグルか!?って感じがあるかも。勢いがすごい。

コミケ101のお品書き

レジアプリのスクショじゃねえか。

新刊は自宅プリンター刷り本で、中身はおおむねuHAT Porter Picoの話です。ここ数回ブログに書いたものを再編集してお送りします。古いプリンターのインクーを使い切るために本文(というか図)はフルカラーです。表紙がモノクロっていうね。

新刊以外についてはどれも5部以下の持ち込みです。価格もかなり処分価格になっています。mikutterのうすいほんは見本に使用していたもので汚れがあり、現品限りとなっています。あ、ラズピッピいじり5の処分時に作った裏表紙だけの厚紙も10円で頒布でした。レジアプリに足さなきゃ。

基板のたぐいも前回ほぼ全く売れなかったので価格改定してます。が、これ、ほぼ組み立て済みとかにしたほうが良いのかなあ。新作のuHAT Porter Picoは試作したものなので数が少ないです。気になっている方は気合で買いに来てください。

サークルスペースは12/31(土曜日)西さ-26b「こくだランドです。おまちしてまーーす。