あっきぃ日誌

鉄道ブログのような技術系ブログのようななにか

北海道胆振東部地震と実家

書かないと、あとで検索してほじくり返せないなあと思ったのでとりとめもなく書く(とりあえず実家は無事です)。

6日の6時に実家から母親の電話で叩き起こされて、何かと思ったら自身で全道で停電しているとのこと。はあ!?と叫びながら調べると最大震度6強(後に震度7)とか言うやばい事になっていて口があんぐり。。厚真の土砂崩れ、見ていて本当につらい。

実家は震源から遠い根室なので震度3程度で済んでいて(実家は震度3では気づかない程度に地盤が強固なので気づかないこともある)、震災によるライフラインへの影響は電気程度だったようす。停電からの復旧はわりと最後の方に伊達の火力発電2号機が稼働したあと、7日の21時頃に復旧したと、実家の近所に住む市議会議員さんのFacebookで確認。実家では停電中の2晩を「日が沈んだら寝る」と決めてさっさと寝ていたので、起こすのも悪いかと思い連絡はしなかった。3時くらいに目が覚めたときにブレーカーをあげたらついたとのこと。

実家には父親がどこぞからジャンクもらってきて整備した発電機があって、洗濯、ケータイ・バッテリー類の充電、冷蔵庫を時々稼働させて冷やすなどに使ってとのこと。家族からそんなん何に使うの的な感じで見られながら父親が拾ってきて整備していたらしい発電機がマジで活躍する日がこようとはなあ。

発電機でテレビも多少見たようだったけど、内容の繰り返しでかつ地元の情報が流れずわりとイラついていたっぽい。そうはいっても札幌のほうが被害がでかいのだからしょうがない……。根室市では防災関連のTwitterFacebookがあるものの母親は宗教上の理由でFacebookは見なくなってしまいTwitterのフォローを勧めてもいらんと言われたので、逆に私が気になって仕事もそこそこに情報をあさり続けていた。

TwitterFacebookSNSとしてクソっちゃクソなのはわかるんだけど、こういう時サーバーの強度でいうと両者とも強いわけで、下手に市のホームページにしか情報がないようだとアクセスが集中するだけでサーバーダウンするんだよなあと思うと、クソとはいえ相変わらずTwitterFacebookを頼らざるを得ないのかと思った。凍結された人はTwitterで情報収集できなくはないだろうけど、(アカウントなしのまま見るんだと)大変だろうなあ、とか。

実家は全員auのケータイで、夜間に通信が混雑しやすい以外はまあまあ使えた様子。時々Mastodonに書き込むのを見たり、メールが来たりするので確認が取れた。auは防災上大事な街の基地局に24時間維持可能なバッテリーを配備しているそうで、このおかげか完全に通信ができなくなる時間は(寝ている時間は知らんけど)なかった模様。電話は最初の一報以外は通じにくかったっぽい。初日の夜にワン切りみたいな電話が来たけれど混雑で通じなかったとのこと。Yahoo!とかも全然開けなかったけど何故かMastodonは待てば開けたというコメントもあったけどこれは謎。

電気について、ブラックアウトとかすごいことになってしまったなあと。原発が動いていれば…って言っていう意見を見てもまあタラレバなんだよなあとおもいつつ、3.11を踏まえた今の日本の電力事情を改めて考える機会ができたのかなあと感じた。泊発電所を動かすかどうかはさておいて、音別はホントに廃止して大丈夫なのかしら、という感想はある。人口密度が違うとはいえ発電所が北海道の半分から西に偏り過ぎでないかなーとか。継続稼働も古すぎて微妙だけど、建て替えとかのプランはないんだろうか。調べる限りなかったけど。

あと、さくらの石狩DCの自家発電はアツかったね。すごかった。