あっきぃ日誌

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ディスクイメージをNOOBS向けアーカイブファイルに変換してみる

最近はRaspberry Pi周りをなかなか触れていなくてあれなんですが、新しいRaspbianが数日前にリリースされて、デスクトップ周りにまた手が入ったとか言う話なのでぼちぼちまた見ていこうかと思っています。

あと、Ubuntu Mate 15.04もRaspberry Pi(2のみ)向けイメージを配布するようになって、Raspberry Pi公式サイトからのリンクも貼られるようになったので、このへんはRaspbianに次ぐ人気ディストリビューションになっていきそうな気がしています。

さて、RaspbianもUbuntu Mateも、ディスクイメージでの配布のみになっています。Raspbianに至ってはNOOBS版が今のところまだ用意されていないと言う状態で、NOOBSの勢いがどんどんしぼんでいるようにみえます……。私はけっこう好きなんですけどねえ。

というわけで、私はDDしたくないのでディスクイメージからNOOBSで使えるtar.xzファイルを吐き出すスクリプトを組んでみました。ひとまずRaspbianとUbuntu mateで確認済みです。が、「どうせbootパーティションとrootパーティションしかないやろハハハ」っていいながら決め打ちで作ったので、想定外のパーティション構成のディスクイメージがぶっこまれたら変なものが出来上がると思います。

Raspberry PiのDD用イメージファイルをNOOBSで使えるようなtar.xzにするスクリプト。

やることはシンプルです。まずディスクイメージをマウントしてtarballを作成。NOOBSの場合パーティション番号が変わるのでその書き換えをして、最後にxz圧縮です。あとは、各種設定ファイルを作成して完成です。設定ファイルに必要な圧縮前のtarballサイズはスクリプト実行中に出力されるようにしてあるので、それを使います。

パッケージができたら起動して確認。ひとまずリストアップされてます。

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スライドは1枚だけ適当に作ってみました。

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NOOBSでの展開が終わったあと、Ubuntuのインストールウィザードが上がったので適宜進めたらUbuntu環境のできあがりです。言わずもがな、NOOBSがパーティションを切ってくれるので、リサイズは不要です。あと、Raspbianも無事にインストールできました。

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まあ、NOOBSにどこまでこだわるかっていうのはそもそも謎ですが。スクリプトをもうちょいこねれば、そもそもSDカードへの書き込みもできそうですしね。