(追記)このエントリーはML110G7が発表された当時のリリースを読んだ感想を記述しています。現物を見たり触ったりしたレポートではありませんので、あらかじめご了承ください。
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今日会社で聞いて知ったんですが、ML110 G7とDL120 G7が発表されたとのこと。
http://journal.mycom.co.jp/news/2011/04/21/069/
DL120 G7はさておいて(えっ)ML110 G7について見て行きますが、変更点はおもにこんな感じ。
- SandyBridge世代のCPU・チップセットを採用
- 80 PLUS GOLD電源採用で、電源の変換効率が向上
- 上記2点によって消費電力が大幅に抑えられた。
- 100シリーズとしては初めてiLO 3搭載
さらに、構成ガイドを参照して細かいところを見てみました。
- G6と比べて前面のUSBポートが2個増えて計4個に
- メンテナンス用のUIDランプがついた(iLO3と同じく、300シリーズ以上にはほぼ必ずついているもの)
- PS/2端子がなくなった
- 標準添付キーボードがいよいよUSBになるのか……?
- PCIスロットがなくなった
- HDDのホットプラグ対応
- 逆に言うと
HDD増設にはトレイが必須になりました。 - あと、初代ML110もSATAホットプラグモデルは一応ありました(ここを参照)。
- 逆に言うと
- NICが2ポートになった(インテル製チップのNC112iを採用)
- ただし、1ポートはiLOと共用になります。
- iLOのポートを共用でなく専用にしたい場合は、4000円の追加オプションを購入すれば別にできます(このへんはDL320などと同じ)。
……という感じで、ML110ではなく、ML310 G7とでもした方が良かったのではないかと思うくらい、サーバーらしくなりました。というか、ML330 G6の構成ガイドを見たら、正面はML330 G6を小さくしただけっぽいです。
そして、少なくとも、G5世代までのML110/ML115のように*1、デスクトップ代わりに使うようなものではなくなったように感じました(まぁそんな使い方がそもそも普通ではなかったわけですが)。主にホットプラグ用HDDトレイの調達が大変かと思います。ヤフオク相場も高い(かつ出物が少ない)し、アキバでも5000円ぐらいした気ががするので……。
iLOは、LO100シリーズがそもそも登場からしばらく経っていて、Web画面などもだいぶ貧相なので、単に廃止されてiLO3となっただけなのではないかと思いました。基本的にiLOはAdvancedライセンス料金で稼ぐものだと思っt(ry。まぁライセンスを買えばリモートコンソールなどが使えるようになって超快適になるのは間違い無しです。あとはiLO3の日本語ファームウェアが出てくれれば……。
これ一回触ってみたいなぁ。消費電力をみてみたいし、前面のホットプラグのところがどう開くのか興味あります。OSCとかで展示しないかなー(チラッ チラッ)
個人的には、ML110 G6でも十分省電力で魅力のあるサーバーだと思っているので(さらに言うとXeon3430モデルがVT-d的な意味で一番魅力的)、在庫処分と思われるG6の投売り品を買っても幸せになれるような気がします。
訂正
すっかり訂正を忘れていましたが、トレイは最初から付属のようです。詳しくはググッたら下記のブログが画像つきで詳しく解説されていらっしゃったので、発表リリースだけ読んで書いた感想よりも、こちらのほうが参考になるかと存じます。
電源が300シリーズとかと共通ってのも初めて知った次第。これはすごい(部品の入手性上がりそうだ(?))。
http://d.hatena.ne.jp/papillon326/20111030/1319975813
*1:ML110G6も、だいぶサーバーっぽかったですが